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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

エゾハルゼミ

2009年05月29日
秋田
 突然ですが・・セミの鳴き声ってその日の天気等のコンディションによって聞こえ方が変わってきませんか?芽吹いたばかりの萌黄色の森の中をうららかな風が流れる中で聞くのと、ギラギラした太陽が照りつけムンッとした暑さの中で聞くのとでは大きな差がありますよね?
 

 森吉山麓高原に着いて、車の窓を全開にすると真っ先に耳に飛び込んでくるのは【エゾハルゼミ】の鳴き声です。幼少時代虫取り編みを手にセミを追いかけた経験のある私にとってセミの鳴き声というのは、テンションの上がるスイッチだったりします(笑)。

 先日、一人で巡視していて気がついたらセミの姿やセミの抜け殻を探していました・・・(遊んでいた訳じゃないんですけど・・・)。




 抜け殻を探すと色んな場所で見つかりますし、かなりたくさん見つけることが出来ます。ブナの幹だったり、足下の草の葉の下であったり、もうほとんど「探している」というよりは「自然に目に入る」といってもイイくらいです。


 姿はなかなか見つからないなぁ~と思いながら歩いているとなんと地面にいました。


 「セミは木の上にいるもの」という先入観があったのでちょっと以外でしたが、もしかしたら今ようやく羽化下ばかりだったのかも知れません。直ぐ近くの草の葉のウエラ側に抜け殻もありましたし・・
 

 今はセミの生涯について多少の知識を得たのでセミ採りをしようとは思わなくなりました。今の子供達は夏休みなどにセミ採りをするのでしょうか?そういえば最近虫取り編みを持った少年の姿なんて見てないな~~