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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

カウンター設置

2009年05月26日
裏磐梯
先週金曜日と本日の2日間にわたり、磐梯山に登山者数を計測するためのカウンターを設置しました。
磐梯山は会津富士とも呼ばれ、福島県を代表する山です。標高1819mの主峰磐梯山と、櫛ヶ峰、赤埴山、丸山からなる山塊の総称でもあります。以前にも少しふれましたが、明治時代に水蒸気爆発を起こし、現在の形になりました。独立峰であることからの360°の展望の良さや、多種多様な高山植物が魅力で、毎年多くの登山客が訪れます。
金曜日は山麓から続く6本の登山道のうちの4本に5台、それらの登山道に続く登山道に1台、計6台を設置し、本日は残る2本の登山道には設置しました。
カウンターにより計測した利用者数は、利用状況を把握する上での基本的な情報となります。そのデータはすぐには使い道がないかもしれませんが、例えばオーバーユースの問題が生じたとき、現在どれくらいの人数が利用していて、どれくらいの人数ならば問題ないのか、というようなことを考えるときに活用されるのではないかと思います。



カウンターを設置しているところ。ソーラーパネルにより充電されるので、日当たりのよい場所に設置します。

猪苗代スキー場中腹から見下ろした猪苗代町。設置に適当な場所が登山口から離れているところも多く、カウンターを担いで登っているところです。

裏磐梯登山口から登ってくると爆裂火口が見られます。普段遠目に見るだけでは味わえない迫力ある景色でした。