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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

クリーンアップで集めたゴミ

2009年05月20日
秋田
 今シーズンはシギチドリの当たり年のようで、「これまでこんな事はなかったよな~」という声が多く聞かれます。またこのところ秋田県内では「初確認」の野鳥が立て続けに観察されているそうです。これが「どこかで何か環境の変化が起きているからではないか?」と考えてしまうのは職業病でしょうか?


 先日、大潟草原で行った観察会の際、参加者&講師&スタッフ全員で管理棟が面している村道のクリーンアップを行いました。



 この場所は3月にもきっちりゴミ拾いをした場所ですが、わずかの時間で結構な量のゴミが集まってしまいました。



 ところで・・・こうして集められたゴミがこの先、どうなるかご存じでしょうか?お考えになったことはありますでしょうか?

 自分のことで恐縮ですが、普段目に付いたゴミを拾う際には、その時点で分別して拾うようにしていますが、ゴミが多い時にはかなりの手間になります。それでも分別しないと適切なゴミ処理が出来ませんから、そういった手間を掛けざるを得ません。
 また通常のクリーンアップの場合、先ずは目に付いたゴミを手当たり次第拾っていくでしょうから、その時点で分別するのが難しくなりますよね?

 するとどうなるのか? → 誰かが分別することになります。
 分別できる範囲であれば未だ何とかなるのですが、出来る範囲を超えるとどうなるのか?? → 埋め立て地がドンドン増えていく。なんてことになりませんか?

 『普段はちゃんとゴミ箱に捨てる。』と言う方が大半だとは思いますが、『たまたまポイと捨てた』ゴミが想像以上に大きな影響を残してしまうのです!!道路のゴミは原因がハッキリしています。適切な処理をすればゴミがゴミでなくなる事も多くなりました。道路からゴミを無くす事は解決できる問題です!