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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

孵化してました

2009年05月15日
秋田
 この時期は、我々の活動も何かと忙しいのですが、そんなことを言ってると自然の変化にとてもついて行けないほどに毎日が劇的で、見応えがあって、面白い!!今日は5月15日。この日、不幸にも命を落とした首相も『話せば解る』と言ったとか・・・どうにかして現場に出る機会を増やしていきたいものです。
 
 

 以前、この日記で【トビ】と【ハシボソガラス】が抱卵中の様子をお伝えしましたが、その巣の現況をお伝えします。

 先ずは【トビ】から。


 枝は被ってるは、ピンぼけ気味だはで酷い写真ですが、ご容赦下さい。【トビ】の胸もとあたりに鳥の形をした小さな塊が見えますでしょうか?巣上のヒナが確認できたのは僅かにこの時だけ・・・


 もう少しまともな写真を!と思って前回抱卵中の撮影をした場所へ行くと・・↑こんな状態です。前屈みになってヒナを覆い隠します。しかも目線はバッチリ私へ・・・この【トビ】がどう思っているか、容易に想像できますよね?もちろん、直ぐに退散しました。

 この巣でヒナが孵ったのはいつだったのか?ハッキリしたことは解りません。が、ヒナの姿を見る限りまだ生まれたてのように見えます。


 続いて【ハシボソガラス】です。


 この巣に関しては孵化直後の様子を完全に見逃してしまいましたね?もうこんなに大きくなっていました。しかも親鳥が巣を離れる程に・・・

 それでもやはり近づくと警戒します。道路沿いで車がバンバン通っているのにそこで立ち止まってカメラを構える私は不審者扱いです・・・なので写真もこの程度・・ご容赦下さい。

 少なくとも2羽以上のヒナがいるのは間違いありませんが、詳しいことは解りません。もう少し時間が経てば親鳥が巣を離れる時間も長くなって雛の観察がしやすくなるでしょうし、ヒナが大きくって巣からはみ出すほどに成長すれば羽数が確認できるでしょうからその時まで楽しみは先延ばしです。


 あとは巣立ちまでこの雛たちが順調に成長してくれることを願うばかりです。