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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

八幡平に春が訪れました

2009年05月02日
鹿角
 八幡平の山開きが終わると毎年恒例になった環境省と自然公園財団主催の「八幡平、カンジキ履きの自然観察会」が開かれます。4月29日の朝、紺碧の空と純白の雪とのコントラストがまぶしい山頂駐車場に46名が集合。パークボランティアの指導のもと、昔ながらの輪カンジキをつけて4時間の雲上ハイキングにでかけます。

 この時期は普段入ることのできない湿原や沼の上、アオモリトドマツの樹間を自由に歩けるのがなによりの楽しみです。この日は、参加者にできるだけ自由にルートを選んでもらい目的の源太森を目指しました。

 途中、アオモリトドマツがいかに過酷な条件に耐えているかを実感したり、
新雪の上に残ったオコジョやノウサギの足跡を追ったり参加者自身が早春の空気の中に同化したみたいです。「雪上のカンジキの爪跡が不思議な青光りの色を発している」ことを発見したのは花輪から参加した山田さん。
 高校生から昭和一ケタ生まれまでと多彩な参加は自然観察会の楽しみを
一層深くしてくれるような気がします。60代の参加者が書いてくれた「何回も八幡平へ来ているけどまた今度も新しい発見をしました」という感想が私達の自然観察会の原動力になっていると強く思いました。


毎年風雪にたたかれて成長が抑えられているアオモリドマツだが、立派に球果を生産する。

参加者のリクエストで自然公園財団の土岐君がウサギの足跡の実演解説。

雲一つ無い青空の下、カンジキのサクサクといった感触がたまらない。