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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

クロベにヤマガラ

2009年03月11日
秋田
 昨日、森吉に行って現地で活動されているガイドさん達と一緒に野鳥観察をしてきました。その際、Kさんから「杉林とか針葉樹のあるところに鳥が多いような気がするな」という感想が聞かれました。

 確かにこの時はブナなどの豊富な広葉樹の周囲にはあまり鳥影がなく、かわりに植樹された杉林の中から野鳥の鳴き声がたくさん聞こえてきていました。
 私もこのところの森吉では針葉樹のあるところの方が鳥が多いような気がするな・・と思っていたので
「やっぱりそうですよね?」と私が返事をすると
「なんで杉が良いんだべな?葉があって隠れやすいんだべか?」とKさんが返す。
「つい先日巡視に来た時はクロベとか杉の木で採餌しているみたいでしたよ」と観察した時の話をすると
「この鳥たちは何を食べてるんだ?」とKさんの質問
これにはちょっと困って・・「普段は木の実や虫を食べている鳥なので、やっぱり虫を食べてるんですかね~?」と歯切れの悪い返答をしてしまいました。
そう言われてみれば・・野鳥の姿が何処に多いのか?といった傾向ばかりにとらわれて彼らが何を食べていたのかまで観察していなかったと反省しました。 





 このクロベ(黒檜)には数羽の【ヤマガラ】がやって来て忙しく飛び回っていました。
 中には枝を突っついて何かを食べているらしき個体もいたので採餌しているのは多分間違いないでしょうけど、もしかしたら貯食していた木の実を食べていたかも知れません。そんな【ヤマガラ】の習性をすっかり忘れていました・・。それともこの時期は広葉樹よりもクロベ(黒檜)のような針葉樹の方に餌となる虫が多く集まっているのでしょうか?


 いずれにしてもカラ類の姿は「針葉樹とその周辺>広葉樹とその周辺」という傾向だけは確かなようです。
 どうしてなのか?宿題ですね・・・。