アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
一回り大きくて、淡色で、
2008年11月07日
秋田
今日は朝になっても明るくならずに雨が落ちてきました。夕方からは雪のところもあるとか・・・いよいよ天気予報に「雪」が出てくる季節になりました。
昨日の日記で【ヒバリ】の土浴びを紹介しました。もしかして観察眼の鋭い方は「なんかこの【ヒバリ】色が薄いな?」とお思いになった方もあったかも知れません。今日はそれについて書こうかなと思います。
【ヒバリ】の土浴びを観察していたとき、実は3羽のヒバリがそれぞれ僅かな距離を置いて土浴びをしていました。
↑この写真が昨日紹介した【ヒバリ】
↑この写真が直ぐ近くにいた私には見慣れた感じの【ヒバリ】
2枚の写真を比べてみるとやはり上の写真の個体は色が淡いように見えますね?下の写真のヒバリは頭や翼の黒斑がハッキリしています。
3羽の【ヒバリ】お互い接近したときに撮影した物です。その場で観察していた時ほど大きさの違いが現れては居ませんが、淡色の個体が他の2羽の個体に比べて一回り大きな身体をしています。
『一回り大きな身体で、全体に淡色の羽色をしている。』・・・この事実から「ではこの個体はどんな【ヒバリ】なんだろうか?」と調べてみました。
色が全体に淡いと言うことは”色変異個体”なのか?と思いましたが、全身の羽色は一様なようですし、バフ変と言えるほど色が薄い訳でもありません。 身体が一回り大きい・・・種によっては雌雄の大きさが異なる個体もいるが、小鳥における雌雄間の差異の範疇に収まるとは思えないくらいパッと見でサイズが違います。
それで至った一応の結論は、【亜種オオヒバリ】であろう!というもの。図鑑などによると【ヒバリ】は日本国内で3亜種の存在が知られているそうですが、これらを含めた他亜種の研究もまだまだ途中段階で、かつ亜種の識別も困難であるとのこと。
今回はたまたま直ぐそばに見た目の異なる【ヒバリ】がいたことで一応の結論に達することが出来ました。しかし他にも亜種の研究が途中段階であったり、亜種間の識別や種別間の雌雄の識別が困難だという種が多数あるようです。
私自身この【ヒバリ】【亜種オオヒバリ】の観察をきっかけに野鳥の世界の奥深さを垣間見たような気がして、知的好奇心が大いに刺激されています。
昨日の日記で【ヒバリ】の土浴びを紹介しました。もしかして観察眼の鋭い方は「なんかこの【ヒバリ】色が薄いな?」とお思いになった方もあったかも知れません。今日はそれについて書こうかなと思います。
【ヒバリ】の土浴びを観察していたとき、実は3羽のヒバリがそれぞれ僅かな距離を置いて土浴びをしていました。
↑この写真が昨日紹介した【ヒバリ】
↑この写真が直ぐ近くにいた私には見慣れた感じの【ヒバリ】
2枚の写真を比べてみるとやはり上の写真の個体は色が淡いように見えますね?下の写真のヒバリは頭や翼の黒斑がハッキリしています。
3羽の【ヒバリ】お互い接近したときに撮影した物です。その場で観察していた時ほど大きさの違いが現れては居ませんが、淡色の個体が他の2羽の個体に比べて一回り大きな身体をしています。
『一回り大きな身体で、全体に淡色の羽色をしている。』・・・この事実から「ではこの個体はどんな【ヒバリ】なんだろうか?」と調べてみました。
色が全体に淡いと言うことは”色変異個体”なのか?と思いましたが、全身の羽色は一様なようですし、バフ変と言えるほど色が薄い訳でもありません。 身体が一回り大きい・・・種によっては雌雄の大きさが異なる個体もいるが、小鳥における雌雄間の差異の範疇に収まるとは思えないくらいパッと見でサイズが違います。
それで至った一応の結論は、【亜種オオヒバリ】であろう!というもの。図鑑などによると【ヒバリ】は日本国内で3亜種の存在が知られているそうですが、これらを含めた他亜種の研究もまだまだ途中段階で、かつ亜種の識別も困難であるとのこと。
今回はたまたま直ぐそばに見た目の異なる【ヒバリ】がいたことで一応の結論に達することが出来ました。しかし他にも亜種の研究が途中段階であったり、亜種間の識別や種別間の雌雄の識別が困難だという種が多数あるようです。
私自身この【ヒバリ】【亜種オオヒバリ】の観察をきっかけに野鳥の世界の奥深さを垣間見たような気がして、知的好奇心が大いに刺激されています。