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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

【実施報告】秋の雛岳自然ふれあい登山を実施しました

2008年10月20日
十和田
1週間前の10月11日、まだ山頂付近で紅葉が見頃だった八甲田で、登山の観察会を実施しました。
『雛岳』は北八甲田連峰のいちばん東側に位置する、標高1240mの山です。可愛らしい名前の山ですが、登ってみると意外と大変…。山頂までの距離は片道3kmほどと短いのですが、途中から、登山道は山腹の斜面を直登するようについているため、最後が難所です。
ちなみに八甲田の主峰『大岳』は標高1585mで、登山口の『酸ヶ湯(すかゆ)』は標高900mほどですから、600m近くの高低差となります。
『雛岳』の登山口である『田代平(箒場)』の標高は600mほどなので、こちらもやはり600mほどの高低差があるので、実は『大岳』登山と同じくらい登っていることになるのです!!
しかし最後の難所を乗り越えれば、山頂からは北八甲田の山が連なるのが一望でき、南八甲田や十和田湖の外輪山、青森市内や陸奥湾も見えます。

雛岳山頂からの北八甲田(昨年10月に撮影したもの)

今回は4つの少人数班に分かれて登山しました。
講師はパークボランティアの工藤さん、平川さん、そしてアクティブレンジャーの村田さん、私の4人でそれぞれの班を担当しました。
観察会での講師は久しぶりで、しかも登山の観察会での講師は初めてでしたのでちょっと緊張しましたが、参加者のみなさんがたくさん話しかけて下さったり、和気藹々とした雰囲気に包まれていたので、いつのまにか緊張も解け、私自身もとても楽しみながら登山ができました。

班のみなさんと記念撮影

十和田自然保護官事務所では、観察会の時には参加者に配る「しおり」を作っています。
今回は、登山の途中で見られそうな植物や木の実、きのこ、野鳥、昆虫などの写真を載せ、それらを見つけたらチェックをしていくというワークシート形式のものを作りました。
秋の森の中はとてもカラフルで、地面にはいろんな葉っぱや木の実が落ちていて、歩いていて楽しくなります。参加者の皆さんにもそんな気分になって欲しい!と思い、“持塚班”では道の途中で見つけたいろんなものを観察しながら歩きました。
自宅に帰ってからしおりを広げた時に、この日のことを思い出して貰えたらうれしいです。

最後に、班の皆さんに、「落ち葉拾い」をしてもらいました。
キレイな色の葉、面白い形の葉、気に入った葉などを拾っていただき、みんなで集めた葉を並べてみました。
ハリギリ、コシアブラ、ハウチワカエデ、ホオノキ…などなど、いろんな色のいろんな形の葉っぱが集まり、八甲田の秋の芸術作品(?)ができあがりました。

みなさんで集めたいろいろな落ち葉

観察会の日の夜から八甲田では雪が降り、「初冠雪」となりました!