東北地域のアイコン

東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

群れるカワラヒワ

2008年10月15日
秋田
 大潟にマガンやヒシクイが飛来する直前の「冬の到来」を感じさせるサインとして昨日は”ノスリの数が増える”ことを取り上げましたが、今日は”カワラヒワが大きな群れになる”ことを取り上げようと思います。
 
 【カワラヒワ】は大潟で観察する機会のとっても多い野鳥です。春先にはペアで忙しく巣作り→子育てする姿が観察できていましたし、夏には幼鳥をつれて家族単位(?)で行動する姿が観察できていました。それが秋の盛りを迎えた現在は数百羽の大きな群れとなって行動しています。



 数百羽の群れはあまりの広範囲に散らばっているので写真に納めるのは、とっても難しく『もの凄く沢山いる』感が写真から伝わりにくいのが心苦しいのですが(写真が下手な私の言い訳です。ハイ・・・)、画面全体に点々と映っている茶色い陰が【カワラヒワ】だと思ってご覧下さい。



 その数百羽が一斉に飛び上がるシーンは迫力があってとっても絵になるシーン(実際に絵にするのは難しいですが・・・)です。図鑑などには『冬になると群れる』と既述されていますし、以前拝見させていただいた秋田の愛鳥家T氏の写真にも大きな群れで映る【カワラヒワ】の写真があって、私自身も「こんなシーンが見たいな~」と思っていました。やっぱり実際に生で見ると”凄い”です。

 調べてみると「冬になると群れる」鳥は他にもいるみたいです。次はどんな野鳥の群れに出会えるでしょうか?秋から冬にかけての野鳥観察は『群れ』が一つのキーワードです!!