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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

ハナビラニカワタケ

2008年09月16日
秋田
 しばらくの間、更新が滞ってしまいスミマセンでした。これからまた巡視中に「へぇ~」と感じたネタをドンドン書いていきますので、よろしくお願いいたします。


 さて、このところ好天が続き山を歩いていても本当に気持ちの良い日が続きました。と、言うことはキノコの最盛期到来です。山仲間の皆さんも「今年はどうか?」と気になり始めたようです。

 森吉は特にキノコ採りが盛んな地域でその分、”採られた後のキノコ”を見る機会が多くてなかなかキレイな形のキノコを写真に撮るのが難しいです。もちろん、毒キノコはキレイに残っていますけど・・・
 
 先日、そんな森吉で【キクラゲ】が採られた後の倒木の陰にキレイな花びらのような形をしたキノコを見つけました。見た感じはキクラゲのようなプルプルしたゼラチン質(?)のようですが、色も発生の仕方も異なっていました。



 調べてみますと・・・【ハナビラニカワタケ】という可食のキノコで、秋田ではヤマクラゲとかカンテン、コンニャクなどと呼ばれているそうです。
 その時は図鑑を持参していなかったので、そうとは知らずに写真だけ撮って帰ってきました。今頃はもうなくなっているでしょうね~(苦笑)。図鑑には「大量には採れない」とも書いてありますから写真を撮れただけラッキーだったかもしれません。
 
 この時期は春先に比べて花の数が少なくなりますが、その代わりといってはなんですが、キノコが目を楽しませてくれます。中でもこの【ハナビラニカワタケ】は「目で楽しむキノコ」の代表格かも知れません。
 それにしてもキノコにも”花びら”があったんですね?私的には、昔(幼稚園の頃?)薄~い紙と輪ゴムで作った「お花」を連想してしまいましたがどうでしょうかね?