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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

水浴その2

2008年08月22日
秋田
 今日の秋田はスッキリと晴れ渡りました。事務所の窓からはキレイな青空が見えています。でも雲の様子を見ると、もう秋の気配がしてますね~


 大潟草原の管理棟の直ぐ近くにある水辺は昨年のヒメガマ除去作業以来、広くなった水辺に多くの野鳥たちがやってくるようになりました。タシギ・カワセミ・ヨシゴイなどがこれまで私たちを楽しませてくれましたが、最近はサギたちが多く訪れるようになってきました。
 
 この日も【ダイサギ】の若鳥と【アオサギ】の若鳥・幼鳥が入っていてそれぞれが”まったり”とした時間を過ごしていました。





 管理棟の窓枠の下に隠れながら観察していると、1羽の【アオサギ】が水浴を始めました。以前この日記でも半身浴している【アオサギ】を紹介しましたがその時は【アオサギ】の口から『ふぅ~』と気持ちよさそうなため息が聞こえてきそうな感じでしたが、写真の【アオサギ】はかなり積極的に全身に水を浴びていました。
 1枚目では胸~腹を水に浸すようすが、2枚目の写真には右翼を広げてその内側を水に浸す様子が写っていますが、もちろん両方の翼で同じ動作をしましたし、頭のてっぺんまで水に突っ込んで、背中にも水がかかるようにモゾモゾと動いて本当に全身水浸しになっていました。


 最後の写真はひとしきり水浴びをして満足げに立ち上がった時の写真ですが、身体からダラダラと水がしたたっているのが見えるかと思いますし、【アオサギ】自身も全身ビショビショですよね?

 このあとはまるで水に濡れた犬のようにブルブルッと身体を震わせて大まかに水切りをして、直ぐ近くのヨシ原に移動して羽繕いを始めました。かなり入念に時間を掛けてやってました。【アオサギ】も入浴後のケアが大切みたいです!