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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

大潟のヨシ原でみられるトンボ

2008年08月20日
秋田
 いつもの通勤電車に夏休み明けの学生達が戻ってきました。混雑した電車に雨で濡れた傘や洋服が湿度を上昇させて・・・電車に乗っている時間がいつもより長く感じられました・・。

 さて、昨日は森吉の渓谷で見られるトンボをご紹介しました。今日は大潟草原のヨシ原で最も多く見られるトンボをご紹介します。



 羽の先端の濃色が特徴的な【ノシメトンボ】です。とにかくもの凄い数です。この他にもシオカラトンボの仲間やアキアカネなども飛んでいますが数の上では圧倒的に【ノシメトンボ】が優勢です。



 【ノシメトンボ】は7月の上旬には既に観察できていましたが最近では連結して飛んでいる個体も見かけます。それにしてもびっくりするほどの数が飛んでいますから大潟草原のヨシ原はトンボたちにとってもすみやすい場所なんでしょうかね?

 普段、大潟草原のヨシ原を巡視する際には、大きな足音を立てないように静かに歩きながら周囲に注意を巡らせて歩きます。そして視界に入った野鳥たちの姿を観察するのですが、その時に紛らわしいのがこの【ノシメトンボ】です。視野の端に「なにかが飛んでる」と思ってその方向を見ると飛んでいるのはこのトンボって事がよくあります・・・苦笑
 いくら大潟草原に小鳥が多いからってトンボと見間違えるようなサイズではないのですが、飛ぶ物が目にはいると反射的にその方向を見てしまいます。すると「うわぁまたトンボだった・・」となるんです。最近特にその傾向が強くなってきました。
 パッと見たトンボが三宅ARが紹介していたチョウトンボだった時やイトトンボの仲間の時は、ちょっと嬉しくてそのまま観察するのですが・・・(こんな事ではいけませんね!!)

 それとこの【ノシメトンボ】は野鳥たちにとっては食糧となるようで、これを咥えている小鳥たちをよく見かけます。その光景を見る度に「この大潟草原で過ごしている小鳥たちも廻りには天敵がたくさんいて緊張感のある生活をしているんだろうけど、その彼らの餌になってしまうトンボたちも同じような状況で日々を過ごしているんだろうな~」なんて考えてしまいます。