アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
酸ヶ湯で出会った昆虫たち
2008年07月10日
十和田
6月から、酸ヶ湯にあるインフォメーションセンターに、月に2回ほど行き、窓口案内や周辺ガイドウォークを実施しています。これは昨年から始めたもので、八甲田地区パークボランティアの皆さんの協力を得ながら行っています。
この取り組みは、酸ヶ湯インフォメーションセンターが普段無人の施設なので、なるべく人がいて案内できる日を増やそうということと、酸ヶ湯の自然の魅力を少しでも多くの人に感じてもらうために、きめ細かい情報提供、案内をしたいということから始まりました。同様の取り組みを、同じく無人の施設である「蔦温泉ビジターセンター」でも行っています。酸ヶ湯インフォメーションセンターにアクティブレンジャーがいるのは、6月~10月の間の、第1・3金曜日です。またパークボランティアさんも窓口で案内を行っています。
登山道情報や季節の自然情報などをたくさん掲示していますので、どうぞお立ち寄り下さい。
先日酸ヶ湯に行った時、お客さんが少ない合間を見て周辺の歩道を巡視してきました。
酸ヶ湯周辺の散策ポイントは、実は結構あります。その代表的な場所が「東北大学植物園 八甲田山分園」です。ここの植物園は無料で開放されていますので、自由に見学することができます。
この植物園の真ん中には、「極楽沼」と呼ばれる湿原があります。
ちょうどワタスゲが真っ白な綿毛をゆらゆらと風になびかせている頃でした。
極楽沼とその向こうに見える八甲田山主峰「大岳」
この湿原で、トンボに出会いました。
調べると、「カオジロトンボ」というトンボでした。
北海道や本州の高山に生息し、高層湿原などで見られる小型のトンボです。
名前の通り、顔の正面は白く、雄は胸の部分が赤で、黒い腹にはオレンジ色の斑紋がポツンとついているなかなかおしゃれなトンボです。青森では八甲田あたりでしか見られないらしく、そんなトンボが酸ヶ湯でこんなにたくさんみられるなんて!(しかも山登りもせずに!)7月~8月にかけて見られますので、酸ヶ湯に来たら是非探してみて下さい。他にも、田代平湿原や毛無岱でも見られるそうです。
他にも、こんなチョウに出会いました。
「ヒオドシチョウ」というチョウです。
なんと、成虫で冬を越すそうです。そのため、春先早いうちから飛び始めるそうです。
酸ヶ湯周辺の生き物情報も、インフォメーションセンターに掲示していく予定です。
これからどんな生き物たちに出会えるか、とても楽しみです。
この取り組みは、酸ヶ湯インフォメーションセンターが普段無人の施設なので、なるべく人がいて案内できる日を増やそうということと、酸ヶ湯の自然の魅力を少しでも多くの人に感じてもらうために、きめ細かい情報提供、案内をしたいということから始まりました。同様の取り組みを、同じく無人の施設である「蔦温泉ビジターセンター」でも行っています。酸ヶ湯インフォメーションセンターにアクティブレンジャーがいるのは、6月~10月の間の、第1・3金曜日です。またパークボランティアさんも窓口で案内を行っています。
登山道情報や季節の自然情報などをたくさん掲示していますので、どうぞお立ち寄り下さい。
先日酸ヶ湯に行った時、お客さんが少ない合間を見て周辺の歩道を巡視してきました。
酸ヶ湯周辺の散策ポイントは、実は結構あります。その代表的な場所が「東北大学植物園 八甲田山分園」です。ここの植物園は無料で開放されていますので、自由に見学することができます。
この植物園の真ん中には、「極楽沼」と呼ばれる湿原があります。
ちょうどワタスゲが真っ白な綿毛をゆらゆらと風になびかせている頃でした。
極楽沼とその向こうに見える八甲田山主峰「大岳」
この湿原で、トンボに出会いました。
調べると、「カオジロトンボ」というトンボでした。
北海道や本州の高山に生息し、高層湿原などで見られる小型のトンボです。
名前の通り、顔の正面は白く、雄は胸の部分が赤で、黒い腹にはオレンジ色の斑紋がポツンとついているなかなかおしゃれなトンボです。青森では八甲田あたりでしか見られないらしく、そんなトンボが酸ヶ湯でこんなにたくさんみられるなんて!(しかも山登りもせずに!)7月~8月にかけて見られますので、酸ヶ湯に来たら是非探してみて下さい。他にも、田代平湿原や毛無岱でも見られるそうです。
他にも、こんなチョウに出会いました。
「ヒオドシチョウ」というチョウです。
なんと、成虫で冬を越すそうです。そのため、春先早いうちから飛び始めるそうです。
酸ヶ湯周辺の生き物情報も、インフォメーションセンターに掲示していく予定です。
これからどんな生き物たちに出会えるか、とても楽しみです。