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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

朝日連峰・三面口~三方境 現地調査

2008年06月20日
羽黒
先週の11日~13日に羽黒自然保護官事務所と東北地方環境事務所の自然保護官と合同で、朝日連峰登山道調査業務の現地調査に行ってきました。

今回は三面口から歩きました。
三面口は朝日連峰で唯一の新潟県側からの登山口で、主稜線までの距離が長いロングルートとして知られています。
昨年9月にも同ルートを歩いたのですが、台風の接近で稜線まで約半分付近、大上戸(おおじょうご)山で引き返しました。

今回も天気予報では雨や曇だったのですが、予報が外れて3日とも好天に恵まれ、主稜線まで巡視することができました。

イワカガミ、チングルマ、ミヤマキンバイなどの高山植物が花を咲かせており、
改めて「朝日連峰は素晴らしいところだな」と思いました。


ヒメサユリ
山形県、新潟県、福島県の県境付近にのみ見られる、少し珍しいユリ科の植物です。


巡視風景。遠方に飯豊連峰が見えました。

登山道の状況ですが、ルートはしっかりしていますが、昨年度よりもかなり藪っぽくなっています。
ヤマウルシが多いので、かぶれてしまいますのでさわらないようにご注意下さい。
途中、倒木が多く、通行に危険な箇所もあるので十分気をつけてください。
残雪は予想以上に少なく、それなりの準備をしていったのですが、ほとんど登山道上に残雪はありませんでした。
登山をされる方は参考にしてみてくださいね。



以東岳。
縦走に想いを馳せる。