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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

頼母木山現地調査 (飯豊連峰)

2008年05月07日
羽黒
羽黒自然保護官事務所アクティブレンジャーの佐々木大樹です。
GW中、自然保護官と一緒に飯豊(いいで)連峰の頼母木(たもぎ)山に巡視に行ってきました。

調査ルートは飯豊温泉の川入荘から尾根を上がって、西俣ノ峰を経由して頼母木山まで行きました。
このルートの登山道は現在は廃道となっていて、夏は道が藪で覆われてしまうため、積雪のある今の時期にしか歩くことができません。

事前情報から積雪が少ないとのことでしたが、思った以上に積雪はありませんでした。気温も5月とは思えないほどの気温です。
積雪の上と夏道を交互に歩きます。
スキーで行こうか迷いましたが、やめて正解でした。


標高の低い尾根上では、カタクリやイワウチワなどの春の花が咲いていました。

カタクリ
カタクリは私が春の花で最も好きな花の一つです。
この花を見ないと、自分の中では春が始まりません(笑)


残雪の飯豊連峰。
西俣ノ峰から頼母木山方面です。
気温は高かったですが、素晴らしい景色でした。
夏に来たときとは全く違う様子の飯豊連峰でした。


山麓部では、ブナが芽吹いています。
遠くには飯豊山が。
山麓部から徐々に芽吹き始め春が始まり、やがて山全体が春に包まれていく。
春の経過が山で見られることが好きです。