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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

まだある春のサイン

2008年03月28日
秋田
 昨日の日記では秋田の『春』を代表する【フキノトウ】を取り上げましたが、まだまだ『春』を感じさせてくれる物があります。有数の豪雪地帯で春が遅いとされる森吉山麓ですが少しずつ、着実にやってきています。

広葉樹の根元部分にある雪が溶け出し土が露出する『根開き』が始まりました。標高の高いところではまだこれからのようですが・・

 木々には未だ色が無く、眠っているかのように見える森ですが、近づいてみると確かな生命力が見て取れます。ゆっくりと豪雪を溶かし、その水分を体いっぱいに取り込んで、一斉に芽吹くのが今からとっても楽しみです!

 そして十和田と白神山地のアクティブレンジャーも紹介していた春一番の花も咲いていました。

足下にはフキノトウ。目線を挙げるとまさにそこだけ花が咲いたように暖かさを感じさせる【マルバマンサク】が咲いています。

もしかして他の花が咲くような時期に咲いたらこれほど注目しないかも知れないですね・・

 まだ自身の根元にも雪が残るうちから花を咲かせる【マルバマンサク】ですが黄色&紅色の組み合わせには何とも言えない暖かみを感じます。その暖があればこそ、他のどの花よりも早く咲くことが出来るのかな?などと非科学的な想像をしてしまいます。
 
 まだまだ他にも『春』のサインはいっぱいあります。これから暫くは『春探し』を楽しみに出かけることになりそうです!