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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

ミコアイサの観察事例報告

2008年02月22日
秋田
 このところ大潟の野鳥の中で、目立って増えて観察されているのがミコアイサです。先週辺りの大潟村の水域から結氷している範囲が減って、水面が増えてきた時期から目立って増えてきました。
 昨日の巡視では水面という水面にはミコアイサが観られる。と言うと少々大げさかも知れませんがそれくらいの印象を受けました。

【ミコアイサの群れ】この規模の群れが2~3は観られます。「撮影:八郎潟調整池」

 この写真は保護区の承水路で撮影したものですが・・その中にはちょっと???な個体がいます。



3羽いるうちの一番右奥の個体に注目してみて下さい。この連続撮影した2枚の写真を見比べると??と思いませんか?



これも連続撮影した写真です。右に写っている個体に注目するとやっぱり??な感じがしますよね?

 私も最初はこの場所でいつものようにカウントしていました。潜水するカモのカウントは難しく、私はかなり時間がかかってしまうのですが、カウントしながらよく観察しているうちに今回紹介した個体を観て、違和感を感じました。お手持ちの図鑑でミコアイサを観てみると、この個体は雌雄どちらの特徴も持ち合わせていることが分かるかと思います。
 これも以前私が紹介したオナガガモのような事例なのでしょうか?