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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

初冬の森

2007年11月08日
十和田
先日の11月4日、八甲田の南に位置する蔦野鳥の森(6つの沼が点在しています)と、少し離れた場所にある赤沼という所に行ってきました。
すっかり葉が落ちて見通しの良くなった森の中を落ち葉を踏みしめながら歩いた、気持ちの良い1日でした。
森の中では、これから来る冬に向けて、樹木の「冬支度」を観察することができます。
そう、冬芽です。
葉っぱの落ちたあと(葉痕)も観察することができます。
葉痕はまるで何かの「顔」のように見えるものが多いので、気になりだすとおもしろくてはまります。

1 サワグルミの葉痕。眠っている顔みたいです。
2 これもサワグルミの葉痕。枯れ枝で見つけたもので、黒い顔をしてました。
3 イタヤカエデ。何となく凛々しい顔つきです。
4 ハルニレだと思います。帽子をかぶった小人のようです。

そして、まずは赤沼に到着。


赤沼はとても水が澄んでいて、なんとその透明度は本州では1番!
日本で5番目です!
(ちなみに日本一は摩周湖。十和田湖は10位だそうです。)
山奥にひっそりとたたずむ赤沼は、いつまでも大切に残したい場所です。
そして、松森とよばれる場所を通り、蔦野鳥の森に抜けました。


 赤沼


 月沼(蔦野鳥の森)


 鏡沼(蔦野鳥の森)

葉の落ちた木々の間からは空が見え、夏の間より、沼がキラキラして見えました。