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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

八幡平の外来植物駆除に老人会パワー全開

2007年06月23日
鹿角
今年も八幡平アスピーテライン沿いの外来植物駆除作業がボランティアの方々の手によって行われます。先陣をきったのは秋田県鹿角市老人クラブのメンバー総勢56名です。私も外来植物の見分け方と除去方法のインストラクターとして参加しました。八幡平地区に18種以上侵入している外来植物の内、御三家はセイヨウタンポポ、ブタナ、フランスギクの三種類、特にセイヨウタンポポはアスピーテライン全域で繁茂しておりハクサンチドリの隣ですました顔です。。決定的な除去方法は未だ確立されておらず今年は土壌攪乱を避け花芽をつみ取り現在以上の拡大を防ぐ手法を試みました。当日はビジターセンター前から2班に分かれ行動開始。やはり日頃の鍛え方が違うのか、作業が早くて的確。あっという間に予定区間を終了しあわてて作業エリアを拡大する一幕も。作業の後は近くの温泉で汗を流し「また来年来っから」と帰りのバスに意気揚々と乗り込んでおられました。この外来植物駆除作業、これから頂上へむかってまだまだ続きます。

とにかく作業が早い。通過する観光バスの乗客も興味深そうに眺めてました。

今話題の「ハクサンチドリ」はアスピーテライン沿いに普通に見られます。