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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

ラムサール条約登録湿地「伊豆沼・内沼」40th、「蕪栗沼・周辺水田」20thに沸く

2025年12月09日
仙台 鎌田 和子
こんにちは、仙台自然保護官事務所の鎌田です。 夏から初冬にかけて、宮城県北部に位置するラムサール条約湿地は、様々な行事で沸いています。 まとめて7月から11月までの出来事を紹介します。 7月6日(日)大崎地域世界農業推進協議会事務局が主催する「おおさきGIAHSアカデミー(in 蕪栗沼・周辺水田)」(ワークショップ)に参加しました。今回は、宮城県古川黎明高等学校2年生の皆さんとおおさきいきものクラブの選抜された小・中学生合わせて15名が参加し、田んぼの生きもの調査を行っています。私たちは田んぼの生き物の識別や実態顕微鏡での観察方法についてお手伝いしました。その後、源関自然保護官が生物多様性について、講義を行いまいました。
ワークショップ
大崎地域世界農業推進協議会事務局が主催する「おおさきGIAHSアカデミー(in 蕪栗沼・周辺水田)」(ワークショップ)が開催されました。
8月30日(土)栗原市市民まつりに出展し、亀田専門官と河合自然保護官と鎌田の3名体制で対応しました。環境省ブースではご来場の皆さんに、宮城県北部がガン類の日本一の越冬地であることや伊豆沼・内沼ラムサール条約湿地の見どころを伝えました。また、マガンの重さ体験と渡り鳥のカウント体験をしていただきました。この日の全体の来場者数は2万3千人で、私たちのブースには、230人にお越しいただきました。
栗原市民まつりに参加
はじめて、栗原市民まつりに参加して、伊豆沼・内沼ラムサール登録湿地40周年を周知してきました。
9月19日(金) (公財)宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団によって、伊豆沼でマガン7羽の飛来を今シーズン初確認しました。
10月6日(月) 蕪栗沼クリーン作戦
大崎市田尻観光協会、田尻観光ボランティアガイド友の会、大崎市立大貫小学校5,6年生、NPO蕪栗ぬまっこくらぶ、NPO田んぼ、宮城県、大崎市、環境省が参加して清掃活動を行いました。
年々、ゴミが減ってきていますが、それでもタイヤや空き缶、ペットボトルなど道沿いで見つかります。
蕪栗沼クリーン作戦に参加
蕪栗沼クリーン作戦は毎年恒例ですが、蕪栗沼・周辺水田の環境保全のため清掃しています。
大貫小学校記念撮影
蕪栗沼クリーン作戦に参加した皆様には、仙台自然保護官事務所で作成した記念の手ぬぐいをお渡ししました。 大貫小学校の皆さんと記念撮影をいたしました。 皆さん、お疲れ様でした。
10月18日(土) ラムサール条約湿地登録20周年蕪栗沼観察会 蕪栗ぬまっこくらぶ、大崎市、仙台自然保護官事務所が、蕪栗沼で、ねぐら入りの観察会を実施しました。 蕪栗沼南側の駐車場から北の方へ少し行った、白鳥地区の堤防で観察しました。蕪栗沼へ降りてくる群れ、また少し高度で伊豆沼方面へ飛んでいく群れが観察できました。この日、私たちが確認できたマガンやシジュウカラガンの数は7000羽くらいでした。 今年も、ねぐら入り、飛び立ちの観察する季節が始まりました!
ラムサール条約湿地登録20周年蕪栗沼観察会記念撮影
暗くなる前に記念撮影
ねぐら入りがはじまりました
ねぐら入りがはじまり、蕪栗沼に向かってくるマガンの群れが次から次と向かってきます。
11月1日(土)伊豆沼・内沼ラムサール条約湿地登録40周年記念イベント 「みらいへつなぐいきものフェスタ」が開催されました(主催:宮城県自然保護課)。 会場となった伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター(宮城県栗原市)では、伊豆沼の環境や活動、いきものを知ることができるワークショップなどが多数出展されていました。私たちも出展しています。 8月の「栗原市民まつり」でも人気だった渡り鳥カウント体験は、ここでも大人気で、マガンやシジュウカラガンなどの写真を初級から上級まで3問にチャレンジ! ピッタリが続出しました。今回は、相原自然保護官が渡り鳥カウント体験を、相澤専門官が重さ当てクイズを、鎌田は伊豆沼周辺の様子やラムサールについての説明を担当しました。
みらいへつなぐいきものフェスタに出展
伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターの2階から。
渡り鳥カウント体験
カウント体験は、みんな夢中になって数えだします。
マガンの重さを体験
渡ってきたばかりのマガンの重さと、越冬中に落ち穂をたくさん食べた標準体重を再現したぬいぐるみ、抱っこしています。3000㎞以上の旅してくるマガンを見直すきっかけになったようです。
室内の行事のほか、伊豆沼で魚の観察会、探鳥会も行われました。 11月6日(木)ガンカモ調査(11月上旬渡りはじめ) 宮城県自然保護課のガンカモ調査(11月上旬渡りはじめ)が実施されました。その結果は伊豆沼、蕪栗沼どちらも、ガン類が10万羽を超えていました。 ※11月下旬に公表された確定値はこちら。


https://www.pref.miyagi.jp/documents/23987/gankamor7116kakutei.pdf
11月8日(土)蕪栗沼・周辺水田ラムサール条約湿地登録20周年祭 「蕪栗沼・周辺水田ラムサール条約湿地登録20周年祭~つなげ、100年先の未来まで~」が宮城県大崎市の田尻文化センターで開催されました。 蕪栗沼・周辺水田は、20年前のこの日、ラムサール条約湿地に登録されました。 また、この日は、隣接会場にて、「おおさき環境フェア」も同時開催。亀田専門官、河合自然保護官、鎌田でラムサール条約湿地を紹介しました。
森下環境大臣政務官の
蕪栗沼・周辺水田ラムサール条約湿地登録20周年祭の式典では、森下環境大臣政務官が祝辞を述べました。
おおさき環境フェア
おおさき環境フェアでは、マガンの1年を紹介しました。
大崎市長を囲んで記念撮影
蕪栗沼・周辺水田ラムサール条約湿地登録20周年祭とおおさき環境フェア終了後、イベントに携わったみんなが日本雁を保護する会の呉地会長監修のマガン、シジュウカラガンの帽子をかぶり、大崎市長を囲んで記念撮影です。 前列の高校生はガンピースをしています。(口元で、ガンのクチバシのように、ピースは横向き!)
東北地方環境事務所仙台自然保護官事務所にかかわる行事を中心に掲載しております。撮影につきましては、参加者の皆様から掲載の了承を得ております。 11月上旬、ラムサール登録周年行事の合間を縫って伊豆沼や蕪栗沼を巡視しています。このシーズンならではの光景を紹介します。
田んぼのマガンの群れ一斉に
伊豆沼の登米市側の田んぼでのことです。大きな群れが飛び立ち、それにつられるようにまた次の群れが飛び立った。
画面いっぱいのマガンの群れ
カメラを向けると、画面いっぱいのマガンの群れが上空を旋回して、再び、田んぼへ降り立つ。11月上旬はこのような大きな群れを観察できていました。 12月には越冬のため数がさらに増え、小さな群れ、家族単位など分散し遠くの田んぼまで出かけるようになります。
今年、ラムサール条約湿地登録「伊豆沼・内沼」は40周年、ラムサール条約湿地登録「蕪栗沼・周辺水田」は20周年を迎えました。それぞれのイベントでのキーワードは、「未来」「つなぐ」でした。 ※同じくラムサール条約湿地の「化女沼」は、今年が登録17周年 宮城県北部のラムサール条約登録湿地は、日本を代表する冬の渡り鳥の越冬地です。これからもみんなに見守られ、末永くラムサール条約登録湿地の価値が維持されることを願っています。