
アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
ときどき羽黒自然保護官事務所 2025年夏~秋・再生の記録
2025年10月28日
羽黒
6月中旬~10月にかけて、事務所や施設の看板類のメンテナンスを行いました。
①羽黒自然保護官事務所 表札
羽黒自然保護官事務所の顔でもある一枚板の表札は、旧事務所時代は屋外の軒下に掛けられ、風雨の強い時には雨やほこりの影響を受けていたもの。事務所移転の際に綺麗に拭いて屋内に仮置きしていましたが、ようやく作業の機会を得たので、サンダーで全体を研磨し、自然塗料で再塗装を行い、文字はペンキでペイントしたら、まるで新品のようによみがえりました。
②飯豊連峰 国立公園エントランス看板
2009年度に飯豊連峰倉手山登山口駐車場へ設置した国立公園看板を段階的にリニューアル。2024年に表示板のみ交換していましたが、2025年5月に緑のカバーを最新の国立公園デザイン基準に合わせて白く塗り替え。本体にも再塗装を施し、新築したかのような看板に仕上がりました。
③鷹ノ巣野営場 アスファルト舗装・水路
鷹ノ巣野営場の園路内において、豪雨の影響で削り取られて穴が空いてしまったアスファルト舗装を補修しました。
補修材を埋めて水で硬化。1日後にしっかり埋まりました。
補修材を埋めて水で硬化。1日後にしっかり埋まりました。
再生というほど大げさでもないのかもしれませんが、長年蓄積された汚れや経年劣化があっても、少し手を加えると見違える姿になります。また、すべての設備を自分たちでメンテナンスするわけではありませんが、できることは自ら行うことで、取り扱いのコツや、より長く使うために必要なものを知ることができます。羽黒自然保護官事務所では、こういった機会を大切にしています。
屋外や自然の中に設置した人工物を取り巻く環境は、近年の豪雨や強風によって、さらに過酷になっています。
機能の補修だけではなく、綺麗に保つことも含め、少しずつ継続的なメンテナンスが、長持ちにつながると日々感じます。
屋外や自然の中に設置した人工物を取り巻く環境は、近年の豪雨や強風によって、さらに過酷になっています。
機能の補修だけではなく、綺麗に保つことも含め、少しずつ継続的なメンテナンスが、長持ちにつながると日々感じます。