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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

シーズン開幕の舞台裏(羽黒地区パークボランティア活動)

2025年06月03日
羽黒 守屋明子
羽黒山中腹に位置する月山ビジターセンターの周辺では、毎年4月頃に一気に雪解けが進みます。その状況を見ながら、本格的に利用者が増えるゴールデンウィークまでに、園路等において冬から春への模様替えを行っています。
 
その一環として、4月24日(木)に羽黒地区パークボランティアの皆さんによる園路の落葉掃き・雪囲いの撤去が行われました。
 
天気予報は雨でしたが、パークボランティアの皆さんは雨天での活動も何のその。レインウェアにしっかり身を包み、涼しい顔でホウキを手にして、2組に分かれて担当の箇所に向かいました。
羽黒PV
とりかかる前に作戦会議
羽黒PV
小雨の中、出発
ビジターセンター裏手のウサギ森の園路では、杉の落葉と格闘。落葉がたくさん積もった道は、その上を歩く分にはフカフカして気持ちいいのですが、それらを取り除いて道普請するのは一苦労です。掃くのにも非常に力が必要とされましたが、落葉に覆われて見えなかった道が、皆さんの手でどんどん現れてきました。
羽黒PV
落葉が積もり積もった園路
羽黒PV
ベンチの囲いを取り外し
羽黒PV
整った園路とベンチは清々しい
園路沿いの森は、ちょうど植物が冬の眠りから目覚めたタイミング。やわらかい緑が雨で生き生きとして、神秘的な光景を醸し出しています。それらに時折癒されつつ、自然界の模様替えも着々と進んでいるのを目の当たりにしました。
ウサギ
ウサギ森の沢で大きく育ったミズバショウ
ウサギ
みずみずしい新芽
ウサギ
水滴できらめくクモの巣
ウサギ
しずくのデコレーション
パークボランティアの皆さんの協力もあり、今年もゴールデンウィーク前にはシーズンに向けた受け入れ準備万端となった月山ビジターセンター。
設立以来37年間、大切にしてくださる方々に支えられています。