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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

飯豊連峰保全連絡会 第29回会合を開催

2025年06月27日
羽黒 守屋明子
令和7年5月27日(火)に関川村役場の大会議室にて、飯豊連峰保全連絡会の第29回会合を開催しました。
 
飯豊連峰保全連絡会は平成20年5月22日に飯豊連峰に関わる機関や人たちによって設立され、羽黒自然保護官事務所がその事務局を務めています。
 
会合には33名が出席。連絡会の活動報告・今後の計画、これまでの保全地における植生復元モニタリング、飯豊連峰に関わる情報の共有、他地域での先進的な事例等、それぞれの議題についての発表及び意見交換等が行われました。今回、地域内の各主体と学術機関や企業など地域外の主体の連携に基づく新しい事業が創出されているのが印象的でした。
飯豊連峰保全連絡会
行政機関・山岳会関係者による協議
飯豊連峰保全連絡会
33名が出席
この会は「飯豊連峰を愛する人たち、飯豊連峰に関わる人たち、飯豊連峰に登る人たちの協働により、人為的な影響で荒廃した自然を復元させ、原始性の高い飯豊連峰の自然が永続的に維持されるように、その保全活動を推進することを目的とする」として、平成20年2月23日の設立以降、その目的を達成するための様々な取組を行ってきました。
設立以来17年を過ぎた今、飯豊連峰を取り巻く環境は大きく変化し、課題が複雑化しています。そのことから、令和6年度の会合において、飯豊連峰全体の課題解決に向けた総合型協議会への発展を目指すことを事務局から提案し、体制の再検討・再構築に注力することとなっています。
 
令和7年度も引き続き、課題の抽出やその解決に適した体制の検討を進めていく予定です。