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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

登山者カウンター設置 飯豊連峰・奥胎内口

2025年06月24日
羽黒 守屋明子
羽黒自然保護官事務所では、毎年登山シーズンに朝日連峰と飯豊連峰の一部の登山口で、赤外線カウンターを用いた登山者数調査を行っております。
 
5月26日、飯豊連峰奥胎内口(新潟県胎内市)にカウンターを設置し、今年度の計測を開始しました。
登山者カウンター
アクセス道側から見たカウンター
登山者カウンター
登山口の正面から見たカウンター
調査に使用している登山者カウンターは、太陽光パネルで発電し、電源のない山岳地でも作動可能です。登山者が通過すると、赤外線センサーで感知します。
登山者の皆様におかれては、誤動作防止のため、カウンターの前では立ち止まらず、速やかに通過くださいますよう、ご協力をお願いいたします。
不具合(転倒など)にお気づきの場合には羽黒自然保護官事務所(電話0235-26-7822)までご連絡ください。
二王子羽黒線
この時アクセス道は開通前。所々雪が残っていました ※許可を得て通行しています
足ノ松沢
アクセス道にかかる橋から。分厚い雪渓の下を沢が勢いよく流れる
飯豊連峰の登山者数調査は、福島県側の登山口・川入口でも行っています。こちらは裏磐梯自然保護官事務所が設置しています。
登山者数調査は、様々な用途に活用されています。磐梯朝日国立公園の各登山口における調査結果は、毎年環境省WEBサイトにも掲載しておりますので、是非ご覧ください。
奥胎内口から急峻な足ノ松尾根を登り上げると、高山植物のお花畑が待つ大石山や杁差岳に到達します。例年6月初旬頃から、お花を目当てに稜線を目指す方々で賑わいます。
 
令和6年度は、9月の大雨による土砂崩れでアクセス道が通行止めになってしまい、紅葉シーズンは奥胎内口を利用することができませんでした。今年度はシーズンを通して多くの方が利用できるように、祈りを込めて設置してきました。
ユキツバキ
登山口周辺の新緑のブナと名残のユキツバキ
オオカメノキ
新緑の中で一段と目を引いた花盛りのオオカメノキ