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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

にぎわう十和田湖畔

2024年08月14日
十和田 伊藤 あけみ
夏休み、お盆休みに入った十和田湖は、とてもにぎわっています。
今回の台風は十和田湖は、大きな被害はありませんでした。被害の大きかった地域の皆様には、心からお見舞い申し上げます。
8月に入ってから、駐車場には大型バスが多く訪れ、国籍も様々な老若男女がおもいおもいに散策しています。これでこそ国立公園の中の十和田湖らしく、嬉しく思います。
 
大町桂月の「住まば日のもと、遊ばば十和田、歩きゃ奥入瀬三里半」の句を思い出します。
見慣れた風景ですが、改めて十和田湖は美しいと思います。穏やかな湖面を眺めながら、ゆっくり過ごしたいと思わせる風景が広がっています。

※大町桂月(明治2年~大正14年):高知県出身の歌人、詩人、随筆家、評論家


今年度に入って、朝の通勤で、外輪山からながめられる雲海にあまり出あえませんでした。
暑さが厳しい今年は、早朝から気温が上がり、通勤時間には既に雲が上がってしまっていたのかもしれません。そこで、以前の写真の雲海コレクションの中から数点ご紹介いたします。

※雲海は春から夏にかけて、早朝のわずかな時間に、外輪山の展望台などから見る事ができます。
山
龍が横たわっているようです
山
雲の下に湖があるとは想像できません
山
残雪の櫛ヶ峰は大好きな風景
山
湖がすっぽり雲におおわれています
山
紫明亭展望台より
山
十和田三山を遠望します
山
龍の頭のような中山半島
※十和田三山:十和田山、十和利山、三ツ岳

まだまだ暑さが続いておりますが、秋の気配もちらほら見うけられます。
花
ヒロハツリバナの実がはじけて秋を感じさせます
花
花からは想像できないマンサクの実
花
夏の終わりを告げるようなリョウブの花
花
よく見るととてもかわいらしいリョウブの花
夏がゆき、すぐに秋がやってきます。また巡り来る冬に思いをはせながら、穏やかに過ごせる日々が続きますように。