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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

蔦野鳥の森歩道整備

2024年07月30日
十和田 伊藤 あけみ
連日の豪雨で、秋田県、山形県など被害が多く報道されております。被害に遭われた皆様、お見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧をお祈りいたします。おかげさまで、十和田八幡平国立公園管理事務所は通常業務しており、自宅も無事です。

八甲田の山々が入山禁止になっていることを、前回お知らせいたしました。
八甲田の南側に位置する蔦野鳥の森は、入山禁止エリアから外れており、予定されていたパークボランティア活動の歩道整備を実施することになりました。
雨にもかかわらず、11名の方が参加してくださり、雨具を着て、歩道の笹刈りを実施いたしました。
 
作業
笹を刈る人、ゴミを拾う人
作業
歩道にはみ出した笹を刈ります
作業
笹を刈る前
作業
笹を刈った後
平日の蔦野鳥の森は、訪れる人もなくひっそりしていました。
きのこ
雨の森でひときわ目立つタマゴタケ
花
ジャコウソウは葉がいい香りがします
花
花火のような実のトチバニンジン
蔦野鳥の森のシンボルの一つトチノキの巨樹の枝が折れていました。
樹
7月5日の巡視の時
樹
7月28日
樹
ひょうたん沼に落ちた枝
樹
ひょうたん沼の全景
蔦野鳥の森は、環境省の生物多様性センターホームページの巨樹、巨木林データベースの中のお勧めコースに選ばれています。 詳しくはこちら 
樹
7月5日 モリアオガエルの卵がたくさんついていた
樹齢300年を超えるトチノキ、大町桂月も眺めていたでしょうか。
モリアオガエルは、いつから瓢箪沼をすみかにしているのでしょうか。
なん万年も続く森で繰り広げられる、命の営みに思いをはせてみましょう。