アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
南八甲田櫛ヶ峰
2024年07月25日
十和田
十和田湖畔から外輪山を眺めると、北西に美しいなだらかな稜線の峰が目につきます。
早春、残雪の峰が、鏡のようになった湖に写る様子が、十和田湖で私が一番好きな風景です。
早春、残雪の峰が、鏡のようになった湖に写る様子が、十和田湖で私が一番好きな風景です。
櫛ヶ峰1516mは、八甲田の山の中では、一番時間を要する長丁場の山です。先日の巡視で状況を確認してきました。一般的に片道6時間、アップダウンが少ないことで、下りも同じぐらいの時間がかかります。
テント場も避難小屋も無いため、早朝の出発が必要になりますが、静かな山歩きが楽しめます。途中にあるいくつかの湿原には、高山植物が咲き乱れ、晴れれば十和田湖が遠望でき、とても素晴らしい景観が広がっています。
テント場も避難小屋も無いため、早朝の出発が必要になりますが、静かな山歩きが楽しめます。途中にあるいくつかの湿原には、高山植物が咲き乱れ、晴れれば十和田湖が遠望でき、とても素晴らしい景観が広がっています。
山頂へは、数年前の業務で登って以来となります。行く前から、わくわくしました。
途中出会った花々を紹介します。
※現在、南八甲田は入山規制されていませんが、青森県全域に「ツキノワグマ出没警報」が発表されていること、南八甲田のうち駒ヶ嶺分岐~櫛ヶ峰山頂は笹藪がひどくクマの出没のおそれもあることから、この区間の入山はご遠慮いただくようお願いしています。
途中出会った花々を紹介します。
※現在、南八甲田は入山規制されていませんが、青森県全域に「ツキノワグマ出没警報」が発表されていること、南八甲田のうち駒ヶ嶺分岐~櫛ヶ峰山頂は笹藪がひどくクマの出没のおそれもあることから、この区間の入山はご遠慮いただくようお願いしています。
今回の業務の目的のひとつ、7年前に設置した杭を確認することでした。
2017年の作業では、白いペンで番号を書いた杭を、等間隔で打ち込みました。自身が書いた杭の文字が残っていたのには、感慨深いものがありました。
(2017年10月の作業の様子です)
2017年の作業では、白いペンで番号を書いた杭を、等間隔で打ち込みました。自身が書いた杭の文字が残っていたのには、感慨深いものがありました。
(2017年10月の作業の様子です)
この杭の中で、見つかったものには、今後の作業の手始めとして、シールを貼ってきました。今後、葉が落ちて、杭が見つかりやすくなった後に、再確認します。
四季を通して静寂が満喫できる南八甲田ですが、過酷さゆえに、登山道の整備や管理にも多大な時間や労力がかかります。