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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

「蕪栗沼・周辺水田」ラムサール条約登録20周年プレイベント

2024年07月24日
仙台 鎌田 和子
こんにちは、仙台自然保護官事務所の鎌田です。
7月5日に「蕪栗沼・周辺水田」ラムサール条約登録20周年プレイベントが大崎市役所にて開催されました。イベントには7月1日に着任しました中島新所長をお招きいただきましたので、濵名新次長、源関保護官と同行いたしました。

イベント当日の午前中は、中島新所長と濵名新次長に国指定蕪栗沼・周辺水田鳥獣保護区のラムサール条約湿地の部分を案内し、特別保護地区となっている伸萠地区の水田、ふゆみず田んぼエリアも見ていただきました。
蕪栗沼、白鳥地区
国指定蕪栗沼・周辺水田鳥獣保護区の白鳥地区。ここは、かつては湿地だった場所が田んぼとなり、休耕田となり、最後に湿地化された場所になります。湿地化してからは、多くのガン類が飛来するようになりました。
加護坊山から蕪栗沼を望む
標高223mの加護坊山から双眼鏡で蕪栗沼・周辺水田を見ています。
加護坊山からの景色
蕪栗沼・周辺水田ラムサール条約湿地をしっかりみることができます。
「蕪栗沼・周辺水田」ラムサール条約登録20周年プレイベントでは、中島新所長から来賓挨拶を行いました。
開会のご挨拶
伊藤康志大崎市長、続いて島野智之大崎市ラムサール条約湿地保全活用委員会委員長から開会のご挨拶です。
来賓挨拶
東北地方環境事務所長から来賓挨拶をいたしました。
中島所長、濵名次長は、着任後初の現場でのお仕事でした。


夏の制札点検
さて、仙台自然保護官事務所では、毎年、植物の生育期に、制札、標識の周りの草刈りやツル性植物などを外したり洗浄したりと、点検を行っています。
内沼の区域図
内沼の区域図は板面のそばまで近づけないほどの植物です。
内沼の区域図の草刈り
内沼の区域図の周りだけ何とか草刈りを行いました。6月下旬のことでした。
7月中旬の内沼の区域図
7月19日の巡視では、区域図や宮城県自然環境保全地域の標識の周りが、7月20日からの「ハスまつり」に向けて、地域の草刈りが行われたようでスッキリしていました。
伊豆沼の区域図の清掃
こちらの区域図は、板面が汚れていたので、水洗浄でふき取りを行いまました。
笹に埋もれた伊豆沼の制札
伊豆沼の周りにある制札の中には、笹に埋もれてわかりにくい場合があります。笹の成長といつ草刈りをするか、競争している感じがします。狭い道での作業の時は、車の通行がある時は、また別の日にと後回しにすることもあります。
この夏も国指定鳥獣保護区内で、萌木色の制服で草刈りをしている姿を見かけたら、仙台自然保護官事務所が、点検しているなと、見守っていただければ幸いです。