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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

羽黒の小径をゆく 小春日和の小径へ出動

2024年02月20日
羽黒 守屋明子
つい先日、厳冬期の「羽黒自然の小径」月山ビジターセンター隣接の散策路についての記事をお届けしたばかりにも関わらず、2月3週目の後半、全国的に気温が急上昇。羽黒山周辺も漏れることなく暖かな日差しをさんさんと浴びておりました。
これは皆さんに紹介した手前、雪解け状況を見に行かないといけない、と羽黒自然の小径や羽黒山旧参道を急遽巡視に。結果、所々で埋もれていたベンチが顔を出したりしていましたが、羽黒自然の小径周辺はまだスノーシューで歩ける量の雪が残っております。羽黒山旧参道は一部石畳が露出し、長靴でも歩ける状態でした。ただしこの先も寒の戻りの予報があり、本格的な春までは寒暖差が激しい陽気が続きそうですので、月山ビジターセンターで最新情報を収集して、臨機応変に対応できる装備でお出かけください。
その日は前日に少し降雪、夜から快晴という天気で、放射冷却もあって気温は1℃前後。太陽vs雪の対決が各所で繰り広げられ、木の上から落ちる雪の音と、爽やかな陽気に活発になった鳥たちのさえずりが響く、にぎやかな山でした。日陰では雪や氷が凍り付き、冬と春が同居したさまが見られました。

羽黒自然の小径(月山ビジターセンター側)
VC裏
散策路の舗装部分は一部雪解けしました
VC裏
散策路内の小川にかかる橋も明確に
VC裏
道のないところの雪量はまだ保たれています
VC裏
杉の葉でフカフカの道が露出してきました
VC裏
冬を乗り切ったアジサイのドライフラワー
VC裏
氷の葉っぱ
二夜の池デッキ周辺
二夜の池
県道立川羽黒山線から池まで。踏み抜きにご注意
二夜の池
まだ冬の様相を見せる水面
二夜の池
池のデッキは大量の雪が乗っています
二夜の池
気の早いミズバショウは起きてきました
羽黒山旧参道(荒沢寺向かい~出羽三山神社方面)
旧参道
県道鶴岡羽黒線からの入口。石段が出ています
旧参道
日当たりの良い尾根の雪はだいぶ少なくなっています
旧参道
吹越神社の石垣も現れました
旧参道
樹上から落ちた雪が俵雪のように
旧参道
冷凍されてしまった芽
旧参道
雪の皮がめくれてきました