アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
「白神探検隊」黄葉の白神山地をゆく~暗門編~
2023年10月26日
白神山地
こんにちは。西目屋自然保護官事務所の神です。
今年は夏が長く感じられる年でしたが、ここ白神山地(暗門)にもようやく黄葉シーズンが訪れました。例年だと10月中旬頃がピークなのですが、今年は11月初旬頃まで楽しめそうです。いつもの年より1週間~10日くらい遅いですかね。ちなみに、こちらの写真は10月25日に撮影したものです。
今年は夏が長く感じられる年でしたが、ここ白神山地(暗門)にもようやく黄葉シーズンが訪れました。例年だと10月中旬頃がピークなのですが、今年は11月初旬頃まで楽しめそうです。いつもの年より1週間~10日くらい遅いですかね。ちなみに、こちらの写真は10月25日に撮影したものです。
さて、今回も毎年恒例、西目屋小学校「白神探検隊」の子供達と、白神山地を訪れた観光客にアンケート調査を行いました。暗門の駐車場には、朝から観光バスが到着しており、コロナ前の賑わいに戻りつつあります。
知らない大人に話かけるのは、勇気がいることだと思います。でも、自分たちの住んでいる村が県外の人にどう思われているのかを知る良い機会なので、できるだけ多くの人からお話を聞けるように「見守り隊」の私達も、陰ながら応援させていただきました。
最初はなかなか話しかけられなかった子供達ですが、一度、経験すると積極的に、散策道から戻って来た人達に話しかけにいきます。答える大人も自然と顔がほころびます。
世界遺産のお膝元で暮らす西目屋小学校の子供達にとって、白神山地は車で30分以内に行ける身近な山です。県外から来た人達にしてみれば、とても羨ましい環境に住んでいます。観光客の方々が口を揃えて、「羨ましいね。」と言うのを聞いて、自分たちの村を誇らしく思えたのではないでしょうか?はにかんだ笑顔を見せていました。
こちらの左側(写真上)の女性に、日本人だと思って話しかけたら、なんとニューヨークから来た人でした。日本語が話せないので一緒にいる方が、通訳をしてくれました。(助かった~。)子供達に話しかけられて、始終笑顔でとても嬉しそうでした。ブナの黄葉と散策道の入口にある湧き水が美味しくて、ぜひ、また来たいと笑顔で子供達に伝えていました。
ドイツから来た姉妹にも突撃インタビュー。日本語が上手で驚きました。1年生と3年生とのこと。同世代と思っていたので、これまたビックリ。この日は、暗門の滝への道が閉鎖されていたので、ブナ林へ行くとのことでした。インバウンドも復活の兆しを見せ始め、ようやくコロナ前の賑わいが戻り始めました。
西目屋村の子供達は、いろんな国の人達と出会えるチャンスがあり、どんなことを感じたのでしょうかね。今回のアンケート調査を通して、この豊かな森を自分達が守っていかなきゃと思ってもらえたら嬉しいです。
西目屋村の子供達は、いろんな国の人達と出会えるチャンスがあり、どんなことを感じたのでしょうかね。今回のアンケート調査を通して、この豊かな森を自分達が守っていかなきゃと思ってもらえたら嬉しいです。