東北地域のアイコン

東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

蓮葉氷始まりました

2023年02月21日
十和田 伊藤 あけみ
立春もすぎ、少しずつ明るい時間が増えてきました。太陽の光も心なしか暖かみを帯びているように感じます。それでも、気温がマイナス10度を下回る日もあります。そんな日にブラインドを開けると、空気中の水蒸気が凍ってキラキラ輝いて見えます。そして、耳を澄ますと、アカゲラかアオゲラが木をつつく、低くて小さな音が響いていました。春以降に聞かれる、遠くまで響く甲高い音とは違いますが、こんな寒い環境下でも、しっかり生きている鳥達に元気をもらいます。春を待つお花達のわくわく感も伝わってきます。
マンサク
春を待つマンサクの実は冬まで残っています
十和田湖畔では、続く寒波で湖面が凍りついています。それが押し寄せた波でくだけ、流氷のように浮かんでいる様子が見られます。(蓮葉氷)
恵比寿
流氷のような蓮葉氷
氷
できはじめは割れていません
氷
波が押し寄せ氷が割れます
今年は、八甲田のモンスター達(樹氷)にまだ会いに行っていません。三月初旬ころまでが見頃で、ロープウェーを使えば(悪天候で運休もあり)簡単に樹氷原に降り立ことができます。天気の良い日を見計らって、みなさんも是非、日本三大樹氷(八甲田、蔵王、森吉)の八甲田を満喫してください。昨年の2月10日の樹氷の様子をお届けいたします。
樹氷
ロープウェーを降りてツアーに向かう人々
樹氷
圧巻の樹氷
樹氷
どんな会話しているのかな
樹氷
赤倉岳へ登る人々も