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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

「10年後の混浴プロジェクト実証実験」を取材してきました

2023年01月27日
十和田 伊藤 あけみ
1月20日の大寒を待っていたかのように、寒波が押し寄せて、十和田湖が凍りついた様子を見る事ができました。やっと冬が来たと思わせる風景です。
島
白く見える部分が凍っています
湖
氷の上に雪が積もって更に美しくなります
以前の日記で、大寒は寒さ故に空気中の雑菌が少なく、味噌や酒などを仕込むのに良い時期だと書いたことがあります。凍り大根や、干し餅など、冬ならではの郷土料理が北国にはたくさんありますね。週の始めの天気予報で、マイナス10度を下回ると聞いて、ワクワクしました。私の山の行動食に欠かせない干し餅※を作るのに、最高の気温です。消化吸収が良く、すぐにエネルギーになり、何よりも軽いので登山などに便利です
※干し餅:通常は餅を干すのですが、私の場合はお粥で作ります。
さて、前回の日記でお知らせした、「酸ヶ湯温泉湯あみ着の日」の取材日に同行して、記録写真撮影をしてきました。
玄関
団体さんもいらっしゃり、賑やかでした
当日は報道各局の取材が入り、湯あみ着を着用して入浴する様子を(自分は衣服を着用したままでの写真撮影でしたが)写真に収めたり、参加者にインタビューしたりしていました。
温泉
インタビューに快く答えてくださるお客様
酸ヶ湯温泉には、イグルー※が作られており、中でお茶を飲んだりできるようになっていました。寒い時期ですが、中は風を避けることができて思いのほか暖かいです。ひば千人風呂を楽しんだり、イグルーでテイ―タイムを過ごしたり、酸ヶ湯温泉で過ごす時間はゆったりと流れて行くように感じます。※イグルー:北極圏のイヌイット(エスキモー)が、冬季に住む、雪、氷で作った住居
所長
身長190cm超えの我らのボスには窮屈?
鈴木さん
可愛らしい笑顔の管理官
外観
降り続く雪で埋もれてしまっています
「酸ヶ湯温泉湯あみ着の日」は、来月も予定されていますので、ぜひお越し下さい。
冬ならではの風景を楽しめる季節が嬉しいですね。五風十雨(世の中が平穏な様子)という言葉があります。さしずめ今は、五暴風十雪でしょうか。北国では、豊かな実りをもたらす雪に感謝です。