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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

アクティブ・レンジャー古館の年間ベストフォト

2022年12月28日
宮古 古館 百合子
宮古自然保護官事務所の古館です。今年も日記をお読みいただきありがとうございました。
 
今年撮影したものの中で、日記に掲載しきなかったけど “良い写真撮れた~!”という写真を、アクティブ・レンジャー古館の年間ベストフォトと題して【風景部門】と【みちのく潮風トレイル部門】の2部門に分けて3枚ずつ紹介したいと思います。
 
【風景部門】
本州最東端・魹ヶ崎(とどがさき)の岩場(宮古市重茂地区)
30m近く海水が吹き上がった潮吹穴(宮古市)
雪の北山崎(田野畑村)
魹ヶ崎の岩場には、ちょっとした水たまりが複数あり、オタマジャクシが元気に泳いでいました。魹ヶ埼灯台と最東端の石碑は有名ですが、海の近くで淡水の生きものが生活をする場所でもあるのです。およそ20mの高さがありますが、海が大荒れの日には波が打ち上がる時もあるので、波が穏やかな日に探検してみてください。

潮吹穴は波が荒れた日を狙うと海水が吹き上がっている様子が見られます。最寄りの駐車場から散策路を歩くこと10分弱で展望所が見えてきます。みちのく潮風トレイルの沿線にもなっていますよ。

北山崎は快晴のときはもちろん綺麗なのですが、夏の“やませ”や雪が降り積もったときも風情があっていい表情を見せてくれますよ。この雪は数日で溶けて、足元は歩きやすくなりました。冬の太平洋側は積雪が少ないので、冬に訪れてみるのもおすすめです。
 

【みちのく潮風トレイル部門】
須久洞(すくどう)浜の滝を探しに(岩泉町)
ネダリ浜自然歩道(普代村)
みちのく潮風トレイルの管理作業(パークボランティア活動)
みちのく潮風トレイルのルートからは外れますが、須久洞浜の浜辺を少し北上した突き当たりに滝があります。こちらは、干潮時かつ穏やかな日にしか行けない場所。巡視をした時間はちょうど波が引いていたので、みんなで浜辺を歩きました。潮位表と当日の波の様子を確認して、無理のないように楽しまれてください。

ネダリ浜自然歩道は、岩と海の間に作られている歩道。こうやって人が映り込んでいると、自然のスケール感が一目で伝わってきますね。高波時は通行できないので、迂回路を歩かれてください。

みちのく潮風トレイルでは、色んな団体の方々が管理作業に携わってくださっていますが、宮古自然保護官事務所を事務局とする三陸復興国立公園中部地区パークボランティアの方々にも今年大変お世話になりました。この場をお借りして御礼申し上げます。
 
 
他にも野鳥や植物などたくさんお見せしたい写真があるのですが、また何かの機会にご紹介します。
 
来年も印象に残る瞬間にたくさん出会えますように。
では、良い新年をお迎えください!