アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
秋から冬へ
2022年10月25日
十和田
朝晩の冷え込みが増し、暖房器具が必要な時期となりました。それに伴い、山々の木々の色づきがぐっと深まってまいりました。十和田湖から、伊藤がお届けいたします。紅葉時期の蔦沼の渋滞対策業務 が始まりました。先日は昼の業務に行ってきました。紅葉の時期の早朝にしか見られない風景ですが、天候に左右される現象であり、メディアで目にするような朝焼けを見ることができた方は、本当にラッキーです。5年前に初めて見た蔦沼の朝焼けは本当に美しく、言葉にならなかったのを覚えています。
太陽が昇り始め、山の影が森に写っている時間が、一番赤く染まってみえます。ブナの葉はすでに茶色になってしまっていますが、その時期が一番赤みが強いように思います。これらの写真の色は加工していません。
さて、山も冬に向けて準備が始まっています。春に、登山道の道迷い防止のため設置したロープの撤去に行ってきました。十和田八甲田パークボランティアの今年度最後の活動になります。当日は5名の方に参加していただきました。
昼前に活動が終わったので、大岳から毛無岱の様子を見に登りました。山頂は風が強く吹き飛ばされそうでしたが、多くの方が山頂を目指されていました。
草紅葉も終盤、ダケカンバが落葉して、樹形がはっきりと見えるこの季節もまた、趣がある風景で大好きです。結局、山のどんな季節のどんな風景も、好きなんですね。
様々な想いと、風景が重なります。秋から冬への階段をゆっくりしっかり歩んで行きましょう。