アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、十和田八幡平、三陸復興、磐梯朝日国立公園があります。
秋田駒ヶ岳で盗採防止合同パトロールを実施しました
2022年06月22日
盛岡
東北地方環境事務所
先日十和田八幡平国立公園八幡平地域の盗採防止合同パトロールを実施しましたのでご報告いたします。
本パトロールは秋田県と岩手県にまたがる秋田駒ヶ岳を各関係機関の協力を得て鹿角管理官事務所と合同で行っています。
秋田県、岩手県の各登山口を出発し、盗採の有無等を確認いたしました。
好天に恵まれ、ショウジョウバカマ、アカモノ、チングルマ、ヒナザクラなど多くの高山植物を眺めながらのパトロールとなりました。大勢の登山者とすれ違い、パトロール中ですとお伝えすると「ご苦労様です。」とか「頑張ってください。」などと励ましのお言葉をちょうだいしました。
出発から3時間後、秋田県班及び岩手県班が合流し、それぞれのルートの状況を発表しました。幸い盗採の痕跡はなかったものの、立入り防止柵を越えた場所に足跡が確認されました。
秋田駒ヶ岳はこの先も高山植物が次々に咲き乱れます。多くの登山者に国立公園での素晴らしい体験を持ち帰っていただけるよう、関係者の皆様と一緒に見守っていきたいと思います。
また、24日は八幡平山頂周辺、28日には三ツ石山においてもパトロールを実施する予定です。
国立公園でお会いしましょう。