東北地域のアイコン

東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、十和田八幡平、三陸復興、磐梯朝日国立公園があります。

梅雨入り&雲海&パークボランティア活動

2022年06月21日
十和田八幡平国立公園

雨が好きです。

雨が降ると、今日は休んでもいいよ、と山の神様がささやいているように感じます。

雨だれの音も、風にゆれる木々から落ちる水滴の音も、どんな音楽よりも癒やされます。

身体全身が潤うようです。

〈6月5日:酸ヶ湯温泉周辺〉

また、雨が降ると、虹に出会えます。

出勤路で虹がお疲れ様と言ってくれているようです。

 

今シーズンは、雲海の出現率が高いようで、一週間に二度も会えました。

苦労して登った高山の頂で見下ろす雲海は格別ですが、通勤路で意図せず出会えた雲海は、いきなり幸運が訪れたようで、気持ちが高ぶります。

昼と夜の気温差が大きい時期に現れる雲海を撮るため、多くのカメラマンが十和田湖を訪れます。

天気予報やライブカメラをチェックして、遠くから来る方もいらっしゃるようです。

 

ところで、前回の日記で、十和田八甲田パークボランティア活動の報告をしていましたが、ふりかえってみたら、活動の日程を間違えて記載していました。

田代湿原ロープ設置は5月29日でした。野外の業務が多い時期は、とても嬉しいです。

 

6月5日は、北八甲田仙人岱上部へのロープ設置と酸ヶ湯駐車場の草刈りと清掃でした。私は、駐車場での草刈りを担当しました。

北八甲田の玄関口である酸ヶ湯インフォメーションセンター駐車場の周りは、パークボランティアの皆さんが定期的に清掃や草刈りをしてくださいます。

登山道へのロープ設置に行ったパークボランティアの皆さんと管理官、残雪と悪天候の中、大変お疲れ様でした。

 

 

6月11日は、十和田湖畔休屋地区で、特定外来生物に指定されているオオハンゴンソウと、西洋タンポポの抜き取り作業でした。

〈抜き取ったオオハンゴンソウ〉

 

更に、2週続けて外来植物の防除活動を行いました。

6月18日は、蔦温泉の駐車場で、オオハンゴンソウの抜き取りです。

パークボランティアの皆さんは、オオハンゴンソウとヨモギを見分けながら抜き取り作業をします。

昨年度、当事務所で作成した、オオハンゴンソウのパンフレットがとてもわかりやすいので、ご覧ください。

http://tohoku.env.go.jp/to_2022/post_312.html

 

〈蔦沼で抜き取ったオオハンゴンソウ〉

 

外来種に負けないで、いつまでもここにあってほしい蔦沼遊歩道の旬のお花をご紹介します。

〈一人だけどフタリシズカ〉

 

〈こちらは五人います〉

 

フタリシズカの花は、最大11まで見かけたことがあると、パークボランティアの方から教わりました。

自然はとても不思議ですね。

 

〈サカゲイノデとオシダ〉

同じように見えますが、良く見ると違う種類のシダです。

 

〈ひっそりとササバギンラン〉

 

〈あでやかなノビネチドリ〉

 

 

アクティブレンジャーという名前どおり、アクティブに外での業務が多くなるこの時期、雨が降った日には、少しほっとします。

実は、デスクワークも大好きな伊藤です。

 

それでも、雨の日にだけ見られる美しい風景に会いたくて、つい出かけてしまいます。

 

〈ガラス細工のようなサンカヨウ〉

雨に打たれた姿がとても愛しいです。

十和田湖畔でサンカヨウに会えるのは、6月初旬、山にまだ残雪がある頃です。

晴耕雨読、そんなふうに仕事ができたら幸せなことです。