東北地域のアイコン

東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、十和田八幡平、三陸復興、磐梯朝日国立公園があります。

みちのく潮風トレイル合同巡視(東松島市編)

2022年06月01日
名取

こんにちは、名取自然保護官事務所の富樫です。

今回も昨年に引き続き、トレイルの維持管理についてお伝えします。

 

昨年5月は多賀城市編↓をお届けいたしましたが、

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]_2021年5月31日 (env.go.jp)

 

今回は、東松島市区間のトレイルの状態把握(巡視)についてお届けいたします。

 

みちのく潮風トレイルの状態把握など維持管理については、

「東北太平洋岸自然歩道(みちのく潮風トレイル)運営計画」に基づき、

関係機関の協働の下で実施されています。

「運営計画」について詳しくは以下のURLをご参照ください

○東北太平洋岸自然歩道(みちのく潮風トレイル)運営計画

http://tohoku.env.go.jp/%EF%BC%88%E5%8F%82%E8%80%83%EF%BC%93%EF%BC%89MCT%E9%81%8B%E5%96%B6%E8%A8%88%E7%94%BB.pdf

 

東松島市区間に関係する構成員は以下の3者になります。

     [統括本部]NPO法人みちのくトレイルクラブ(以下、MTC)のSさん

 [地方公共団体]東松島市商工観光課のTさん、Oさん、Oさん

    [名取自然保護官事務所]渡邉自然保護官、当職(自然保護官補佐)

 

今回は、他のエリアの地方公共団体さまにも参加をお声がけし、

宮城県観光連盟のHさん、相馬市観光協会のEさんがご参加くださいました。

巡回開始頃には降っていた雨もあがり、スタートです!

東松島市ルートは約20㎞あるのですが、北から南方向に進みますと

次のような特徴を持ったルートを辿ることになります。

定川橋を渡って、市街地~田園地帯までの約2㎞

北上運河と平行する、ほぼ直線の歩行者兼自転車道路の約7㎞

(この区間は、隣接する航空自衛隊松島基地から離発着するブルーインパルスの訓練飛行が見ることが

  できる貴重なルートとなっています!)

鳴瀬川河口から鳴瀬大橋を渡り、野蒜駅までの約5㎞

野蒜駅から野蒜海岸を経て、浦戸諸島(塩竃市)に向けてのトレイル専用航路の乗降口となる、

  宮戸の「あおみな」までの約6㎞

 

合同巡視は路体の状況確認が主たる目的ですが、今回は東松島市のOさんのはからいで、

トレイルを応援してくださっている施設にも案内してくださいました。

こちらは①ルートに位置する大曲市民センターを訪問した際の様子です。

大曲まちづくり協議会のK会長をはじめ、スタッフのみなさまより

これからもトレイルを盛り上げていきましょう!と、

熱烈な歓迎をいただきました。

 

 

お話が尽きないところでしたが、この後、いよいよ②ルートの

北上運河直線ルートに向かいました。

 

写真の右手が北上運河、更に右手に隣接して航空自衛隊松島基地があります。

基地からジェットエンジンの轟音が聞こえてくると皆、立ち止まり、

今か今かと離陸を待ち構えていると(東松島市の)Oさんが、

「きっとそれはエンジン整備の音で、今日はこの天気では飛ばないと思いますよ」

とのことでしたが、ほどなくして1機のブルーインパルスが着陸態勢に入ってきました。

 

「訓練飛行の天候を判断するために偵察飛行から戻ってきたんじゃないでしょうか」

と教えていただきました。

おっしゃる通り、その後、ブルーインパルスの訓練飛行を目にすることはありませんでした。

Oさん、基地職員のようによくご存じで、びっくりしてしまいました!

 

 

直線ルートが終わり、③ルートが始まる鳴瀬川河口の野蒜築港跡の石碑を前に小休憩。

(東松島市)Oさん、(宮城県)Hさん、(相馬市)Eさん達が

熱く情報交換をされていらっしゃいました。

 

 

④ルートではご覧のとおり、晴天となり、野蒜海岸のすばらしさを実感いたしました。

このルートは現在、計画上の本ルートにはなっていないのですが、

沿岸部の各所では11年前の大震災から復興工事が進み、歩きやすい道が新しく整備されています。

このような場所では、現行ルートから新しく整備された道に計画を変更することで、更によいトレイルルートにできないか、検討をしているところです。

 

この後、宮戸の「あおみな」まで無事、全ルートの巡視を終えました。

 

今回の巡視で強く感じたことは、地域の行政担当者や民間団体が連携して

みちのく潮風トレイルを盛り上げようと取り組んでいただいている姿です。

 

当職も、関係者の皆さま、地域の皆さまの熱量に劣らぬよう、

思いも新たに帰路についたのでした。

 

関係者並びに地域の皆さま、これからもどうぞよろしくお願いいたします!

 

 

 

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。

Get ADOBE READER