アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、十和田八幡平、三陸復興、磐梯朝日国立公園があります。
晴れ渡る空のように
2022年05月26日
十和田
東北地方環境事務所
十和田湖を巡る遊覧船の出発の汽笛が、郷愁を誘います。
三陸生まれの私は、海や船がいつも身近にあり、子供の頃はよく、遠洋漁業に旅立つ親戚を見送りに行ったものです。
そんな汽笛をふと思い出すような、遊覧船の桟橋です。
今日も、湖畔の状況を記録するために、十和田湖畔を歩いています。
十和田ビジターセンター前の風景です。
ウワミズザクラが満開を迎えて、周辺は香しい匂いに包まれています。
八重ザクラの桜吹雪と爽やかな空気と精一杯生きている植物達。
シウリザクラの開花も間もなくです。
今年のブナは豊作です。実がたわわに実っています。
何気なく咲いている園芸種の花も愛らしいです。(桃色が混じっているわすれな草)
繰り返し営まれる命を繋ぐ植物達。
開花後のキタコブシが実になり始めています。
生きていることを実感する十和田湖畔の風景です。
この晴れ渡る空のように、この世界の未来が明るいものでありますように、祈ります。
キャンプにも良い季節になってきました。
十和田湖畔生出キャンプ場は、ニリンソウが満開でした。