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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、十和田八幡平、三陸復興、磐梯朝日国立公園があります。

みちのく潮風トレイル1,025km踏破目前のハイカーさんに出会いました!

2022年05月20日
八戸 大友千夏

八戸自然保護官事務所の大友です。

 

先日の巡視中、みちのく潮風トレイルを南からスルーハイクで歩いてきているハイカーさん2人と、

セクションで歩いているというハイカーさんにお会いしました!

 

セクションハイクで歩いているハイカーさんは、岩手県洋野町の種市駅から始発の電車に乗り、

JR階上駅をスタートしたそうです。

階上岳を登りきり、これから遅めのランチのために食堂へ向かっているという場面でした。

空腹のはずなのに素敵な笑顔とポーズをいただきました!

 

スルーで歩かれている方々は4月上旬に福島県相馬市をスタートされたそうです。

1,000キロ近く歩かれてきた中で、多くの方に支えられたというお話も聞くことができました。

 

宿もお水もない、もちろん甘い飲み物が買える自販機もない、

そんな時にお水や飲み物を差し入れしてくれた地元の方、

庭先に泊まらせてくれた方、

おうちの泊めてくださりお風呂や食事を作ってくれた方、

レコードをかけて、音楽を聴きながら一緒に酔いしれ語ってくれた方もいたんだとか。

 

お話を聞いていて、まさにトレイル憲章だ!と思いました。

 

  1. 1.美しい風景と風土を楽しむ道とします。
  2. 2.地域に暮らす人々とこの地を訪れる人々との間に心の交流が生まれる道とします。
  3. 3.自然の優しさと厳しさを胸に刻む道とします。
  4. 4.震災をいつまでも語り継ぐための記憶の道とします。
  5. 5.豊かな自然・文化を次世代へ受け継ぐ道とします。
  6. 6.歩くことを愛する全ての人々を歓迎し、皆で育てる道とします。

 

トレイル憲章 | NPO法人みちのくトレイルクラブ (m-tc.org)

 

また、セクションで歩かれている方は、東北・道の駅公式マガジン、

「おでかけみちこ」を読み、トレイルに興味を持ち、歩き始めたそうです!

 

おでかけ・みちこ 電子ブック | まいにち・みちこ【東北「道の駅」公式サイト】 (my-michi.com)

現在、三陸復興国立公園の魅力を伝える記事を連載中で、

最新は大船渡ROの坂本ARの記事となっております!

 

「連載1回目の記事の方ですね」とはおっしゃられませんでしたが・・・、

きっと読んでくださってる!と思うことにして・・・!!!

紹介した記事を読んでくださり、

実際に歩きに来てもらえた事がすごく嬉しかったです!

 

今週末にはヘッド&エンドポイントの蕪島に到達するそうです!