アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
十和田八幡平国立公園の指定植物が改正されました
2022年04月28日今日は植物の規制に関するお知らせです。4月4日に十和田八幡平国立公園の指定植物のリストが新しくなりました。
<指定植物広報ポスター>
○指定植物とは?
国立公園の中は5つにエリア分けされておりそれぞれで規制の強さが違います。5つのエリアのうち第1種特別地域、第2種特別地域、第3種特別地域の3つのエリアで特に大事に保護する必要があると決められた植物が「指定植物」です(自然公園法第20条第3項第11号)。
表 国立公園内の5つのエリアごとの植物を守る規制
ちなみに5つのエリアの中で最も規制の厳しい特別保護地区の中では、「指定植物」に限らず、全ての植物を掘り採ったり、花をつんだり、葉っぱを採ったりすることはできません(自然公園法第21条第3項第7号)。
○4月4日にどう変わったの?
今回の改正で十和田八幡平国立公園の※1指定植物がだいぶ増えました(482種)。新しい指定植物のリストは下記のWEBページからご覧下さい。
環境省国立・国定公園における植物の保護対策について(指定植物) https://www.env.go.jp/nature/np/plant_prot/index.html
○指定植物についてどうすればいいの?
「指定植物」は上記の3つのエリア(第1種-第3種特別地域)の中では、掘り採ったり、花をつんだり、葉っぱを採ったりすることはできません。
国立公園内で植物を採取するときは、その場所が特別保護地区や特別地域になっていないか、採ろうとしている植物が「指定植物」になっていないか、ご確認下さい。
国立公園の美しい風景や希少な植物、生物多様性を守るため、ご協力をお願いいたします。
十和田八幡平国立公園の5つのエリア分けについて知りたい場合は下記のページの1番下部にある区域図をダウンロードして確認するとともに、詳細が知りたい場合は環境省の事務所までお問い合わせください。
>環境省>日本の国立公園>十和田八幡平国立公園>概要・計画書 https://www.env.go.jp/park/towada/intro/index.html