アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
謹賀新年
2022年01月04日「新しき年の初めはいや年に雪踏み平し常かくにもが」 大伴家持
現代語訳:新しい年の始めは、毎年毎年雪を平に踏んで、常にこのようにありたいものです。
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
管理事務所の仕事始めは、年末年始に降り積もった雪と戯れる事から始まります。
深い雪を乗り越えて事務所にたどり着き、ペレットストーブに火を入れていると、窓越しにストックを使用しながら歩いてくる管理官が目に入りました。
なんと、スキーで通勤してきた模様です。
〈事務所の玄関までスキーで来ることができます〉
〈車の雪は手でどかすしかありませんね〉
今日は、久々に私が除雪機を動かしましたが、なかなか上手く出来ません。
見かねたA利用企画官がかわってくださいました。
更になんと、所長が名乗りをあげてくださるという新年。
〈的確に機械の説明をしています〉
〈あっという間に除雪機の動かし方を会得〉
さて、北駐車場に隣接するトイレが、昨年12月26日より供用を開始したのでご紹介します。
供用に際して、工事業者からの説明を受けました。
〈降りしきる雪の中での説明です〉
〈女子トイレ入り口と内部〉
〈男女共用トイレ内部とドアロック部分:小物置が付いています〉
〈化粧室入り口と内部〉
〈バリアフリートイレ〉
「日本一綺麗な国立公園のトイレ」との声も聞かれましたが、けして過言ではないと思います。
いつまでも、綺麗に大切に使っていきたいものですね。
トイレといえば、十和田八幡平国立公園管理事務所内のトイレは、男女両方とも事務補佐さんが毎日ピカピカに掃除してくれています。いつもスッキリとした空間は本当に気持ちが良いものです。感謝です。
私自身の新年の目標を、「トイレ掃除を丁寧にすること」に決めました。
小さなことの積み重ねが、大きな幸せを運んでくることでしょう。
令和4年も、この降り積もる雪にも増して、たくさんの幸が皆さんのもとに舞い降りますように。
「あらたまの年を経てなお降り積もる雪の重さや五穀豊穣」
詠人 十和田アクティブレンジャー 伊藤
年が明けてもずっと降り続いている雪の重さと同じくらい実り多い年となることを祈って。