
アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
自然歩道調査
2021年11月15日
十和田八幡平国立公園
現在は十和田湖へ通じる国道や県道がいくつもあり、車で簡単にたどり着く事ができますが、かつて交通機関が未発達の時代、人々はどんな苦労をして十和田湖へ向かったのでしょうか?
以前から調査を続けている、太平洋側八戸から十和田湖に通じる歩道の調査の一部に同行しました。
今回は、青森県三戸郡五戸町から、十和田市までの約14キロです。
五戸町は沿岸都市である八戸市と、十和田湖のある十和田市との間に位置する町です。
「戸」と名の付く市町村は、「一」から「九」まで「四」以外は全てあり、一戸、二戸、九戸は岩手県、
それ以外は青森県にあります。「戸」の意味は、馬産地として知られていた地域の牧場に関連させる説があります。諸説ありますので、ご興味の有る方は調べてみてください。
歩道の調査へは、周辺市町村の職員はじめ環境省東北地方環境事務所八戸自然保護官事務所、十和田八幡平国立公園管理事務所、八戸高専の河村先生含む9名です。
〈坂の町と言われる五戸の町並みを歩く〉
〈女性は飲んではいけない水だそう と五戸川の流れ〉
五戸川流域保全地域として青森県から指定を受けていて、自然豊かな地域である。民家の庭先に普段目にすることのない花があると思ったら、コハマギクとのことでした。
しばらく歩くと神社の鳥居が見えてきます。
〈正面に龍神様がお出迎えの八幡宮〉
〈樹齢300年以上のオンコの樹(イチイ)〉
〈随所に龍の彫り物が施された本殿と薬師堂〉
十和田神社の龍神様と五戸八幡宮の龍神様、何か繋がりがあるのか、調べてみたいですね。
〈薬師堂から、三十三観音への道〉
〈地図で道を確認しながら進みます〉