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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

白き訪問者

2021年11月10日
十和田八幡平国立公園 伊藤 あけみ

季節の変化は、その空気感や、音、香り、様々な事で私に語りかけてきます。

山々の頂きは白さを増し、容易に近づけない季節がやってきます。

白鳥が渡っていく声が時折聞こえてきます。

先日自宅の気温は氷点下近くまで下がりました。

湖畔には10月前半からから渡り鳥がやってきています。

地面を覆ったカツラの葉っぱは、香しいばかりで空腹の時はちょっと辛いですね。

八甲田や八幡平の道路の通行止めの情報を耳にすると、いよいよやってくる

白くまばゆい季節にわくわくします。

紅葉の時期、多忙な業務に追われる中でしたが、たくさんの素敵な景色に会えました。

〈湖上にかかる虹の架け橋〉

〈二重になっていました:内と外では色の順番が逆です〉

〈紅葉と虹と倒木のコラボレーション〉

少し残念な光景に出会うこともありました。

〈上10月8日と12日、下10月29日蔦沼デッキからの様子〉

紅葉前にススキを配して撮った写真と同じアングルで写真を撮ろうとしたら、ススキが二本

折られたような跡がありました。(写真上2枚目)

紅葉時期に行って同じ場所からの写真を撮ろうとしたら、ススキの穂は一本も無くなっていました。

写真を撮る際に邪魔になるからでしょうか。

悲しい気持ちでいると、蔦沼の上部に虹が見え始めました。

〈蔦沼にも虹の架け橋が〉

一年で一番混み合う紅葉の時期ですが、そんな自然を守るために、沢山の人達の努力があることを

忘れてはいけないと思いました。

〈蔦沼渋滞対策にて〉

〈外輪山から善光寺平と左奧に岩木山〉

〈外輪山から十和田湖:光のカーテン〉