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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

朝日連峰・以東岳 冬の到来

2021年10月20日
羽黒 風間彩野

こんにちは。

羽黒自然保護官事務所の風間彩野です。

寒いですね。庄内では月山も鳥海山も初雪が降り、より堂々とした出で立ちになりました。

コハクチョウも次から次へ南下してきています。

さて、先日の一気に冷え込んだ日に、朝日連峰の以東岳に行ってきました。

登山道保全資材の管理、登山道巡視、以東岳避難小屋の小屋閉め作業をしてきました。

朝から悪天候。一向に晴れる気配はありません。紅葉を楽しみにしていたのになぁと、一同どんより気分で

登山開始です。

吊り橋の架かっている沢も濁流でした。

※泡滝登山口から大鳥小屋の間に架かっている橋は、大鳥小屋の小屋閉めの際に回収されます。事前に情報を得てから登山するようにしてください。

天気には恵まれませんでしたが、キノコが沢山出ていました。

イタヤカエデの木の幹に沢山出てきています。

倒木にも所狭しと並んでいます。

大鳥池につきました。周りの紅葉は、、、思ったよりもまだ標高が高いところが盛りですね。大鳥池の周りはあと1、2週間といったところでしょうか。

雨は止まず、気温もぐっと下がっています。

秋の名物と言えば、ナナカマドの真っ赤な実でしょう。ナナカマドは燃えにくく、七回竈にかけても燃えないというところからその名がついたとか。大鳥池の周りには沢山生えています。

二日目の朝はさらに気温がぐっと下がり、朝から大雨でした。徒渉地点もなかなかハード。カメラは出せませんでした。急登を登る中、雨の質が変わったと思ったら、みぞれでした。

もう少しで以東岳避難小屋に着く、、、と思った矢先、みぞれはなんと雪に変わりました。10月中旬の朝日連峰はもう雪が降るのです。

最初は雪化粧で済むと思っていましたが、、、

雪+暴風の大荒れの天気になってしまいました。これでは作業はできません。以東岳避難小屋に転がり込み、暖かくして天候が回復するのを待ちます。避難小屋の存在というのは本当にありがたいです。

少し回復した時を狙い、一気に小屋閉めの作業に取りかかります。私も微力ながら手伝わせていただきました。ベンチの解体は強風に手がかじかみ、カメラのシャッターを押すのもひと仕事です。ベンチを解体し、看板を外し、水をためる設備を外していきます。

視界は5mもありませんでした。

ほんの一瞬の晴れ間をとらえました。たったの数時間でこの雪景色です。朝日連峰の冬は甘く見てはいけませんね。登山の際はしっかり防寒グッツを持ってきてくださいね。

山に登るとどこかに神様が居るような気がしてくるのは私だけでしょうか。

3日目は残りの小屋内の掃除、水場までのロープや杭の回収、水くみ、網戸外し等の作業を終わらせ、下山です。

以東岳避難小屋の夏期管理体制に入るのはまた来年。いよいよ冬季管理になります。管理人はいませんが、小屋の鍵は開いています。

トイレや小屋の利用はマナーを守って次の人が快適に過ごせるようご協力お願いします。

この日も一瞬晴れました。小屋閉め作業を頑張った人へのご褒美です。

ナナカマドは、一日で雪をかぶってしまいました。かんざしのようでかわいい姿です。

少し下って上をみると、雪が降ったところと降っていないところは横に一本の線があるかのようにきれいに分かれているのが見えました。

今年度は、5回ほど以東岳に登りました。これにて今年度の以東岳での仕事は終了です。

おまけ。ホオノキに目を作って遊んでいる人がいました。自然のものはなんでも芸術品になってしまうので不思議です。ぜひ落葉のきれいな山に遊びに来てください。防寒対策、雨対策、地図、食料等の十分な準備をしてから山に入ってくださいね!