アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
ご注意を!ハチに、ウルシに、カエンタケ
2021年09月02日
宮古
宮古自然保護官事務所の古館です。
これからの季節トレイルを歩く際に、特に気をつけていただきたい虫や植物があるのでご紹介します。
【ハチ】
秋にかけて活発に動き回ります。攻撃性が強く、髪などの黒いものと匂い(香水など)に反応します。ブーンと音が聞こえたら、距離を保ちその場から離れましょう。目の前に現れても振り払わず、じっと去るのを待ちましょう。
【ウルシ】
ツタウルシは赤っぽい茎の3枚葉。ヤマウルシは赤っぽい茎の放射状に枝葉が広がっているのが特徴です。葉や幹の樹液に触れるとかぶれ、肌が敏感な方は離れていても注意が必要です。秋は綺麗な黄~赤に紅葉するので、"綺麗"と思っても不用意に葉を触らず、ウルシではないか確認しましょう。
【カエンタケ】
土から手の指が出ているように見える猛毒をもつ赤紅色のきのこ。大きいものだと十数㎝にまで成長します。毒性は強く、触るだけでも危険なので、見かけたら慌てず絶対に近づかないようにしましょう。
また、マムシやクマなど、今回ご紹介しなかった生きものも各地にいます。
それぞれの特徴を確認したうえで、楽しく歩きましょう。