アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
光る汗、溢れる笑顔~みちのく潮風トレイルルート整備~
2021年06月23日こんにちは。大船渡自然保護官事務所の坂本です。
例年より1週間以上遅れて北東北の三陸も梅雨入りしたとのこと。
天気予報は先の先まで傘マークが続いています。
梅雨入り前にみちのく潮風トレイルのルート整備を行ったので
その様子をダイジェストでお送りします。
季節を感じられる一枚も添えました。
キラキラまぶしい太陽が懐かしい、、でも汗でビショビショでした。
みんなで力を合わせて作業をするので自然と一体感が生まれます。
汗と笑顔があふれるみちのく潮風トレイル整備活動です。
今年の春夏のハイカーウェーブは梅雨入り前に過ぎ去っていきました。
withコロナの時代、策を講じてどんどん大きな波になることを期待しています。
【2021/5/24 鍬台峠(釜石市・大船渡市)】
管内ルートでは近年人気が高まっている鍬台峠(くわだいとうげ)。
古の三陸浜街道が美しく残っている峠です。
草刈り整備箇所は峠を登り切った先、せっせと登ること1.5時間。
地元有志・環境省パークボランティア・南下中ハイカーと7名で整備です。
太平洋に突き出た綾里半島を縦断、
ぐるっと一周16㎞歩いても南北距離はほとんど進まない
陸中南部の特色リアスのギザギザをたっぷり体感できるルートです。
半島のほとんどが国立公園に指定されていて、
指定植物にもなっているマルバダケブキの群生が楽しめます。
管理者である市の職員さん・パークボランティア・
みちのく潮風トレイル整備ボランティア・北上中ハイカーとの
総勢12名での大規模草刈り活動となりました。
羅生峠(らせいとうげ)と綾里峠(りょうりとうげ)のアクセス路整備です。
街道や登山道まで導く道が塞がってはせっかくのトレイルも泣きます。
大船渡市職員さんとパークボランティアと4名で小回りを利かせながら行いました。
リアスシーニックラインというドライブウェイをルートにしています。
舗装路ではありますが太平洋の様々な表情を木々の間から
眺めなつつのんびりハイクできるルートです。
一区間、100mもない距離ですが、整備が必要な箇所があります。
ササや幼木が多いので手鎌で刈るのは一苦労。
パークボランティアと私の3名で上からと下からで攻めました。
管理者や私たちの活動に興味を持って整備に協力してくださる地元の方、ちょうど通りかかったハイカーさんたちが増えてきた印象です。とてもうれしいことです。近くに住む地元の皆さんがみちのく潮風トレイルを
大切に思い、整備活動に参加したくなるように働きかけをしていきたいと思います。