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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

南八甲田1001ピークめざして

2021年04月21日
十和田八幡平国立公園 伊藤 あけみ

4月19日の通勤時、雪を屋根にのせた車が前を走っていて驚きました。

標高1000m以上はまだ降雪の可能性もあるので、油断はできません。

十和田湖畔はカツラの花のピークで、ほんのりと色づいています。

桃色とも違う、形容しがたい色なので、実際に皆さんにみていただきたいといつも思います。

橙色になってくるとそれは新芽が芽吹いてきた合図です。

〈事務所の近くにある2本のカツラの大木〉

〈雄花満開です〉

〈雌花は控えめです〉

4月6日、自然公園財団十和田支部のイベントの下見に同行してきました。

南八甲田赤岳が間近にのぞめるという、登山地図上では1001ピークと記されている場所です。

ルート上の残雪の状態により、たどり着けない場合もあるそうです。

〈自然公園財団十和田支部職員の皆さんと蔦温泉をスタートして菅沼へ〉

〈菅沼から尾根に出るまで急な登りが続きます〉

〈尾根を歩くと、ミズナラの巨樹がありました〉

〈根元にマイタケの朽ちた跡があったが、目もくれず粘菌をさがす村田AR〉

〈天然のエノキ茸があります:このキノコは春と秋の二度楽しめます〉

〈ブナの樹にかわいい熊さんみたいな模様と鋭い爪痕〉

〈カモシカの足跡と私のスパイク長靴の跡〉

〈霧氷がキラキラ輝いている中に、龍の顔に見える氷が〉

〈木々の間から見える高田大岳:残雪期ならではの風景〉

〈1001ピークからのぞむ十和田三山と岩手山から八幡平にかけて〉

〈故郷の岩手山が見えて嬉しくなります〉

〈北八甲田も美しいです〉

〈1001ピークからの荒々しい赤倉岳〉

〈下山は思い思いの場所を歩きあっという間です〉

〈たまにはこんなことも〉

〈登りでは見つけなかった、カモシカが何度も同じ場所にするという排泄物〉

※お食事中の方には失礼いたしますが、ウン気アップということで!

〈目覚めたばかりのミズバショウが輝いていました〉

イベント当日(4/11)も天気に恵まれ、参加の方々は同じように楽しまれたとのことです。

去る季節を惜しみながらも、次の季節への希望もあふれる早春の八甲田です。