アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
如月の情景
2021年02月19日
十和田八幡平国立公園
言葉もなく
ただただ心奪われる情景あり
〈2/12 生出キャンプ場前の夕景:御鼻部山やはるか櫛ヶ峯もほんのり染まります〉
言葉が頭の中で
ぐるぐる廻り続ける情景あり
〈2/17桟橋のロープに氷りのカーテン:幼き頃、母が干していた三陸の岩海苔を思い出しました〉
〈枝に湖のしぶきが凍り付いてぶら下がり、ナナカマドは肩がこりそうです〉
〈ナナカマドの新芽:氷の衣装をまとい、何を思う?〉
〈湖畔の樹木も氷りのブーツをはいているようです〉
〈常緑のツルマサキもガラスの衣装〉
先日の地震や爆弾低気圧で被害に遭われた皆様、心よりお見舞い申し上げます。
深夜にスマホの聞き覚えのある音を耳にした時、頭の中に一気に10年前の震災の記憶が蘇りました。
しかし我が家はほとんど揺れず、そのまま寝入ってしまいました。
早朝暗いうちに慌ただしく山に出かけ、地震の事も忘れ山を満喫しました。
下山後スマホを開くと、着信やショートメールがたくさん入っています。
余震や、まだやってくると思われる寒波に十分用心しましょう。
ちなみに、文化的な生活とほど遠い暮らしの伊藤は、停電の際にも、
暖房や調理、トイレなど、日常生活に全く困ることはなく、
究極のエコなスローライフを満喫しております。
厳しさの中に隠れている、春の兆しも見つけましたよ。
〈マンサク:吹雪でもみんな一緒なら寒くないよ〉
〈ブナの昨年の殻斗と膨らみ始めた新芽:今年も実りある一年でありますように〉