アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
石巻・川のビジターセンターの園地 春の草花
2020年05月18日
石巻
石巻自然保護官事務所 アクティブレンジャー 晴山です。
今年は春先の気温がだいぶ高く、例年にも増し草木の開花が早くなり、例えば「ウメとサクラ」の花を同時に見られたなど、普段見られない組み合わせが見られたというところが多かったのでは無いでしょうか。
花の組み合わせといえば、三陸復興国立公園内にある横山不動尊の「サクラとスイセン」もお薦めです。
石巻自然保護官事務所がある宮城県東部沿岸地域では5月にはいってから20度を超える暖かい日が数日あり、石巻・川のビジターセンターの園地では暖かさにつられるように様々な草花が咲き始めています。
春には以下のような草花が見られます。
イヌガラシ
オランダミミナグサ
カラスノエンドウ
キジムシロ
コハコベ
コメツブツメクサ
ハハコグサ
また、11月から12月に掛けて、地元小学校の児童などと一緒に種拾いと種蒔きをおこなった種のうち、ケヤキも芽を出し始めました。種を拾った場所(ビジターセンターのとなりの慰霊公園)でも無数に芽を出していますが、もう少し成長が良く見えます。どちらも今後の成長が楽しみです。
ケヤキ
自生しているヤナギはグングン成長しています。
アカメヤナギ
【雑学】草木には、「イヌxxx」とか「カラスxxx」という名前が付けられているものがあります。
食用や薬などに使えない、あまり役に立たないものに冠詞的に「イヌ」「カラス」と付けられているそうです。
イヌ(Dog)好きな私としては微妙な感じです。