アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
十和田湖冬物語始まります
2020年01月20日前回、十和田湖が氷り始めたとお伝えしたものの、連日の暖かさですっかり
溶けてしまいました。刻々と風景が変わる十和田湖です。
先日、真っ白い雪の上に動物達の熾烈な生存競争の痕跡がありました。
【キツネに襲われたと思われる水鳥の残骸】
さて、日照時間の短い今の季節に、私は毎朝二度の日の出を拝む事ができます。
住まいのある標高130mの鹿角市から、標高600mの発荷峠を越えて、標高400mの十和田湖への通勤は、
家を出るときはまだ太陽は山の陰です。
十和田湖に向かうにつれ明るくなり、途中で外輪山の東から太陽が顔をのぞかせます。
【発荷峠付近で外輪山から登る朝日】
ところが、外輪山の中に入ると再び太陽は姿を隠し、管理事務所に着いても太陽はまだ隠れたままです。
ペレットストーブに火を入れてしばらくすると、木立の間からまばゆい太陽が顔をのぞかせます。
寒さが厳しいこの時期ですが、晴れた日はとても幸せな気持ちで車を走らせます。
しかしそんな日ばかりではなく、前も後ろも天地さえもわからない吹雪の日は、奈落の底に
落ちていくような感覚に陥ります。
すべて引っくるめた十和田湖の風景がとても大好きです。
そんな十和田湖畔の冬の大きなイベントである「十和田湖冬物語2020」が1月24日から始まります
雪が少ない中、陸上自衛隊八戸駐屯地の皆さん他関係各者による会場設営が大詰めを迎えています。
【メインステージの作成中】
【付近の雪を集めています】
【かまくらバーの作成中】
今年は、土日祝日に津軽三味線の演奏が予定されているようで、とても楽しみです。
期間中は毎日20時より冬花火が打ち上げられ、会場は幻想的な光景に包まれます。
http://www.city.towada.lg.jp/docs/2016010800064/
湖畔には。しぶき氷も出来はじめていて、太陽を浴びてキラキラ輝く風景も素敵です。
【湖畔のあちこちで見られる しぶき氷】
冬の十和田湖畔の楽しみはいっぱいあります。是非とも湖畔に宿泊して、昼も夜も
ゆっくり楽しんでいただきたいものです。